10.8.3 HADBユーザが持っているアクセス権限を取り消す方法
HADBユーザに付与したアクセス権限は,定義系SQLのREVOKE文で取り消せます。
スキーマオブジェクトの所有者であるHADBユーザが,REVOKE文を実行してください。
HADBユーザに付与したアクセス権限を取り消す例を次に示します。
- 指定例1
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HADBユーザ「ADBUSER02」に付与した,表T1に対するSELECT権限,INSERT権限およびEXPORT TABLE権限を取り消します。
REVOKE SELECT,INSERT,EXPORT TABLE ON "T1" FROM "ADBUSER02"
上記のREVOKE文を実行した場合,表T1に依存するビュー表は無効化されます。依存するビュー表を確認する方法については,「10.2.9 依存するビュー表を確認する方法」を参照してください。
- 指定例2
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HADBユーザ「ADBUSER03」と「ADBUSER04」が持っている,表T1に対するすべてのアクセス権限を取り消します。
REVOKE ALL PRIVILEGES ON "T1" FROM "ADBUSER03","ADBUSER04" RESTRICT
RESTRICTを指定しているため,ADBUSER03またはADBUSER04が,次のことを行っている場合は,REVOKE文の実行を中止します。
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表T1を基表にしたビュー表を定義している場合
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表T1を被参照表にした参照制約を定義している場合
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REVOKE文については,マニュアル「HADB SQLリファレンス」の「定義系SQL」の「REVOKE(権限の取り消し)」を参照してください。