10.1.7 実表を削除する方法
実表を削除するには,定義系SQLのDROP TABLE文を実行します。
- 注意事項
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実表を削除した場合,削除対象の実表に依存するビュー表が削除されます(または無効化されます)。そのため,実表を削除する前に,削除対象の実表に依存するビュー表があるかどうかを確認し,削除または無効化されても問題ないことを確認してください。
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主キーを定義している実表を削除した場合,削除した実表を被参照表とする外部キーも削除されます(ほかのスキーマの外部キーも削除されます)。そのため,実表を削除する前に,外部キーが削除されても問題ないことを確認してください。
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実表の削除例を次に示します。
- 例題
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店舗表(SHOPSLIST)を削除します。
手順
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削除対象の実表に依存するビュー表を確認する
ディクショナリ表を検索すると,削除対象の実表に依存するビュー表を確認できます。ディクショナリ表の検索例については,「10.2.9 依存するビュー表を確認する方法」を参照してください。
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削除対象の実表を被参照表とする外部キーを確認する
主キーを定義している実表を削除する場合に必要な作業です。
ディクショナリ表を検索すると,削除対象の実表を被参照表とする外部キーを確認できます。ディクショナリ表の検索例については,「付録B.21(19) 主キーを参照する外部キーを調べる場合」を参照してください。
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DROP TABLE文を実行する
DROP TABLE "SHOPSLIST" CASCADE
- ポイント
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上記の例では,削除動作にCASCADEを指定しているため,削除対象の実表に依存するすべてのビュー表が削除されます。削除動作の指定を省略した場合は,削除対象の実表に依存するすべてのビュー表が無効化されます。