8.7 コスト情報を収集する
実表にデータをインポートしたあとに,adbgetcstコマンドで実表のコスト情報を収集します。
- 例題
-
店舗表(SHOPSLIST)のコスト情報を収集します。
手順
-
HADB管理者のOSアカウントでOSにログインする
HADB管理者がadbgetcstコマンドを実行するため,HADB管理者のOSアカウントでOSにログインする必要があります。
ログイン済みの場合は,この操作は不要です。
-
コスト情報収集オプションファイルを作成する
set adb_getcst_scan_rthd_num = 10
コスト情報収集オプションを指定した,コスト情報収集オプションファイルを作成します。ここで作成したコスト情報収集オプションファイルは,adbgetcstコマンドの入力情報になります。
この例では,作成したコスト情報収集オプションファイルを/home/adbmanager/cost_file/cost_opt_file01.txtに保存します。
コスト情報収集オプションについては,マニュアル「HADB コマンドリファレンス」の「adbgetcst(コスト情報の収集)」の「adbgetcstコマンドの指定形式」の「コスト情報収集オプションの形式」を参照してください。
-
adbgetcstコマンドを実行してコスト情報を収集する
adbgetcst -u ADBUSER02 -p '#HelloHADB_02' -t SHOPSLIST -z /home/adbmanager/cost_file/cost_opt_file01.txt- -u
-
adbgetcstコマンドを実行するHADBユーザの認可識別子を指定します。コスト情報を収集する実表を所有しているHADBユーザの認可識別子を指定してください。
- -p
-
adbgetcstコマンドを実行するHADBユーザのパスワードを指定します。
- -t
-
コスト情報を収集する実表の表名を指定します。
- -z
-
手順2.で作成したコスト情報収集オプションファイルの絶対パス名を指定します。
- 参考
-
コスト情報を収集するタイミングについては,「10.5 コスト情報の収集」を参照してください。