4.3.6 adbmergechunkコマンド実行時のメモリ所要量の事前見積もり
adbmergechunkコマンド実行時に使用するメモリ所要量の計算式を,次の表に示します。
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項番 |
メモリ種別 |
計算式(単位:メガバイト) |
関連するサーバ定義 |
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|---|---|---|---|---|
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1 |
共有メモリ |
共有メモリ管理 |
100 |
なし |
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2 |
グローバルバッファページ |
dbarea_num×1,024 |
adbbuffオペランド |
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3 |
プロセス共通メモリ |
1,024+max_users+GBUF |
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4 |
リアルスレッド固有メモリ |
512+SORTBUF+BLKBUF |
adb_sys_rthd_area_maxオペランド |
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5 |
プロセスメモリ |
ヒープメモリ |
1,024+sort_rthd×0.5 |
なし |
変数の説明
- dbarea_num
-
データ用DBエリアの数
見積もれない場合,定義する表とインデクスの合計値を仮定してください。
- max_users
-
サーバ定義adb_sys_max_usersオペランドの指定値
- GBUF
-
グローバルバッファ
項番2「グローバルバッファページ」の計算結果を基に400メガバイトにつき,20メガバイトを加算してください。
- SORTBUF
-
ソートバッファ
次に示す計算式から求めてください。
計算式(単位:メガバイト)
- sort_buff_size
-
マージチャンクオプションadb_mergechunk_sort_buff_sizeの指定値
- sort_rthd
-
マージチャンクオプションadb_mergechunk_sort_rthd_numの指定値
マージチャンクオプションadb_mergechunk_sort_rthd_numに0を指定した場合,または省略した場合は,この変数には,実際に使用されるソートスレッド数を代入してください。詳細については,マニュアル「HADB コマンドリファレンス」の「adbmergechunk(チャンクのマージ)」の「adbmergechunkコマンドの指定形式」の「マージチャンクオプションの形式」を参照してください。
- BLKBUF
-
インデクス作成用バッファ
次に示す計算式から求めてください。
計算式(単位:メガバイト)
- buff_blk_size
-
4,096を仮定してください。
- buff_blk_num
-
マージチャンクオプションadb_mergechunk_buff_blk_numの指定値
- scan_rthd
-
マージチャンクオプションadb_mergechunk_scan_rthd_numの指定値
マージチャンクオプションadb_mergechunk_scan_rthd_numに0を指定した場合,または省略した場合は,この変数には,実際に使用される検索処理スレッド数を代入してください。詳細については,マニュアル「HADB コマンドリファレンス」の「adbmergechunk(チャンクのマージ)」の「adbmergechunkコマンドの指定形式」の「マージチャンクオプションの形式」を参照してください。
- dividx_rthd
-
マージチャンクオプションadb_mergechunk_dividx_rthd_numの指定値
マージチャンクオプションadb_mergechunk_dividx_rthd_numに0を指定した場合,または省略した場合は,この変数には,実際に使用されるB-treeインデクスとテキストインデクスの作成スレッド数を代入してください。詳細については,マニュアル「HADB コマンドリファレンス」の「adbmergechunk(チャンクのマージ)」の「adbmergechunkコマンドの指定形式」の「マージチャンクオプションの形式」を参照してください。
- txt_sort_buff_size
-
マージチャンクオプションadb_mergechunk_txt_buff_sizeの指定値