3.11.3 通信情報ファイルを格納するディレクトリを削除する
HADBサーバをアンインストールしたら,通信情報ファイルを格納するディレクトリを削除します。
(1) 通信情報ファイルを格納するディレクトリの削除コマンドを実行する
削除が必要な通信情報ファイルを格納するディレクトリは,サーバマシンのOSのバージョンによって異なります。
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サーバマシンのOSがRed Hat Enterprise Linux Server 6(64-bit x86_64)の場合
「3.11.3(1)(a) Red Hat Enterprise Linux Server 6の場合」を参照してください。
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サーバマシンのOSがRed Hat Enterprise Linux Server 7(64-bit x86_64)の場合
「3.11.3(1)(b) Red Hat Enterprise Linux Server 7の場合」を参照してください。
(a) Red Hat Enterprise Linux Server 6の場合
次に示すディレクトリを削除します。
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/dev/HADB/pth
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/lib/udev/devices/HADB/pth
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/dev/HADB/pthディレクトリを削除します。
スーパユーザで次に示すOSのコマンドを入力して,[Enter]キーを押してください。/dev/HADB/pthディレクトリが削除されます。
rm -rf /dev/HADB/pth
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/lib/udev/devices/HADB/pthディレクトリを削除します。
スーパユーザで次に示すOSのコマンドを入力して,[Enter]キーを押してください。/lib/udev/devices/HADB/pthディレクトリが削除されます。
rm -rf /lib/udev/devices/HADB/pth
(b) Red Hat Enterprise Linux Server 7の場合
次に示すディレクトリ,およびファイルを削除します。
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/dev/HADB/pth
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/etc/tmpfiles.d/dev-HADB-pth.conf
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/dev/HADB/pthディレクトリを削除します。
スーパユーザで次に示すOSのコマンドを入力して,[Enter]キーを押してください。/dev/HADB/pthディレクトリが削除されます。
rm -rf /dev/HADB/pth
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/etc/tmpfiles.d/dev-HADB-pth.confファイルを削除します。
スーパユーザで次に示すOSのコマンドを入力して,[Enter]キーを押してください。/etc/tmpfiles.d/dev-HADB-pth.confファイルが削除されます。
rm -f /etc/tmpfiles.d/dev-HADB-pth.conf
(2) 通信情報ファイルを格納するディレクトリを削除できたことを確認する
通信情報ファイルを格納するディレクトリが,正しく削除されたかどうかを確認します。
確認する内容は,サーバマシンのOSのバージョンによって異なります。
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サーバマシンのOSがRed Hat Enterprise Linux Server 6(64-bit x86_64)の場合
「3.11.3(2)(a) Red Hat Enterprise Linux Server 6の場合」を参照してください。
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サーバマシンのOSがRed Hat Enterprise Linux Server 7(64-bit x86_64)の場合
「3.11.3(2)(b) Red Hat Enterprise Linux Server 7の場合」を参照してください。
(a) Red Hat Enterprise Linux Server 6の場合
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削除した/dev/HADB/pthディレクトリを確認します。
スーパユーザで次に示すOSのコマンドを入力して,[Enter]キーを押してください。
ls -d -l /dev/HADB/pth
lsコマンドを実行すると,/dev/HADB/pthディレクトリが削除されているかどうかが確認できます。実行結果の例を次に示します。
■実行結果の例
ls: cannot access /dev/HADB/pth: そのようなファイルやディレクトリはありません
上記のような実行結果が表示されていれば,/dev/HADB/pthディレクトリは削除されています。
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削除した/lib/udev/devices/HADB/pthディレクトリを確認します。
スーパユーザで次に示すOSのコマンドを入力して,[Enter]キーを押してください。
ls -d -l /lib/udev/devices/HADB/pth
lsコマンドを実行すると,/lib/udev/devices/HADB/pthディレクトリが削除されているかどうかが確認できます。実行結果の例を次に示します。
■実行結果の例
ls: cannot access /lib/udev/devices/HADB/pth: そのようなファイルやディレクトリはありません
上記のような実行結果が表示されていれば,/lib/udev/devices/HADB/pthディレクトリは削除されています。
(b) Red Hat Enterprise Linux Server 7の場合
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削除した/dev/HADB/pthディレクトリを確認します。
スーパユーザで次に示すOSのコマンドを入力して,[Enter]キーを押してください。
ls -d -l /dev/HADB/pth
lsコマンドを実行すると,/dev/HADB/pthディレクトリが削除されているかどうかが確認できます。実行結果の例を次に示します。
■実行結果の例
ls: cannot access /dev/HADB/pth: そのようなファイルやディレクトリはありません
上記のような実行結果が表示されていれば,/dev/HADB/pthディレクトリは削除されています。
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削除した/etc/tmpfiles.d/dev-HADB-pth.confファイルを確認します。
スーパユーザで次に示すOSのコマンドを入力して,[Enter]キーを押してください。
ls -l /etc/tmpfiles.d/dev-HADB-pth.conf
lsコマンドを実行すると,/etc/tmpfiles.d/dev-HADB-pth.confファイルが削除されているかどうかが確認できます。実行結果の例を次に示します。
■実行結果の例
ls: cannot access /etc/tmpfiles.d/dev-HADB-pth.conf: そのようなファイルやディレクトリはありません
上記のような実行結果が表示されていれば,/etc/tmpfiles.d/dev-HADB-pth.confファイルは削除されています。