2.16.4 マルチノード構成からのノードの切り離し
ノード障害が発生した場合,障害が発生したノードをマルチノード構成から切り離し,残ったノードで業務を継続します。
(1) マスタノードでノード障害が発生した場合
マスタノードでノード障害が発生した場合,そのマスタノードをマルチノード構成から切り離し,スレーブノードの1つをマスタノードに切り替えて,残ったノードで業務を継続します。
マスタノードでノード障害が発生した場合のノードの切り離しを次の図に示します。
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- [説明]
- 参考
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障害が発生したマスタノードで実行されていた更新処理に対する回復処理(ロールバック)が,新たにマスタノードになるスレーブノードで実行されます。回復処理の完了後,マスタノードの切り替え処理が行われます。
ノード障害発生時のノードの切り離し,およびマスタノードの切り替えは,HAモニタが管理しています(HAモニタの系切り替え機能で実現しています)。マスタノードはHAモニタの実行系として動作し,スレーブノードはHAモニタの待機系として動作します。
スレーブノードの1つをマスタノードに切り替える際,共有するディスクの切り替えや,エイリアスIPアドレスの追加および削除も,HAモニタが実行します。
- 参考
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マスタノードに切り替えられるスレーブノードは,HAモニタの系切り替え機能によって,新たに実行系となるノードです。系の切り替え先(マスタノードに切り替えられるスレーブノード)の決定方法はHAモニタの仕様に依存します。
(2) スレーブノードでノード障害が発生した場合
スレーブノードでノード障害が発生した場合,そのスレーブノードをマルチノード構成から切り離し,残ったノードで業務を継続します。
スレーブノードでノード障害が発生した場合のノードの切り離しを次の図に示します。
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- [説明]
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ノード障害が発生したスレーブノードで実行中のSQL文はエラーになり,トランザクションを実行していたAPは,HADBサーバから切り離されます。
- 参考
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障害が発生したスレーブノードで実行していたトランザクションのロールバックが,マスタノードで実行されます。