インナレプリカ機能 HiRDB Staticizer Option Version 8

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付録A.1 インナレプリカに必要なミラーリング機能

インナレプリカ機能を使用するには,オリジナルRDエリアのデータを複製する機能が必要です。インナレプリカ機能に必要なミラーリング機能を次の表に示します。次の表の機能をサポートしているミラーリング機能であれば,インナレプリカ機能のRDエリア作成に使用できます。

表A-1 インナレプリカ機能に必要なミラーリング機能

項番 インナレプリカ機能の詳細 必要なミラーリング機能 備考
基本機能
  • ペアボリュームの生成
    オリジナルRDエリアの格納領域を割り当てるボリュームを二重化できる機能

  • ペアボリュームの分離
    二重化したボリュームを分離し,それぞれのボリュームを同一OS下で独立したボリュームとしてアクセスできるようにする機能

  • ペアボリュームの再統合
    分離したボリュームを再びペアボリュームに設定できる機能

  • 相方向のデータ反映
    ペア設定時のデータの反映で,正ボリュームから副ボリュームへ,または副ボリュームから正ボリュームへの選択ができること
データ反映が一方向だけの場合は,一部の運用が制限されます。
高速なデータ反映
  • 分離状態の差分管理
    ペア関係を持ったボリュームが分離状態にあるとき,更新履歴を管理し,再度ペア設定をすると差分だけを高速に反映する機能
オンライン中のペア設定・解除
  • オープン中のファイルがある状態でのペアボリュームの分離・統合ができる機能
HiRDBのRDエリアのオープン属性をSCHEDULEにすることで,対処できる場合もあります。