インナレプリカ機能 HiRDB Staticizer Option Version 8

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4.4.3 注意事項

オンライン業務と更新バッチ処理の同時実行を行う上での注意事項について説明します。

<この項の構成>
(1) 参照表更新時の注意
(2) 追い付き反映処理の開始

(1) 参照表更新時の注意

追い付き反映処理を行う場合,更新バッチ処理で対象となる表に参照表,および被参照表が含まれていても,参照制約のチェックは行われません。そのため,参照制約に違反するデータが発生するおそれがあります。

したがって,更新バッチ処理で参照表,および被参照表からキーを削除する場合,オンライン業務で削除するキーにデータが追加されないことを確認する必要があります。

また,追い付き反映処理でのエラーをスキップしていた場合,必ず参照制約のある表間でのデータ整合性も検証してください。検証方法については,マニュアル「HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド」を参照してください。

なお,システム共通定義のpd_check_pendingオペランドの値にUSEを指定した場合,更新可能なオンライン再編成の対象としたオリジナル世代の関連RDエリア内の参照表が検査保留状態になります。

(2) 追い付き反映処理の開始

追い付き反映処理は,必ず更新バッチ処理が終了してから実行してください。更新バッチ処理の終了前に,追い付き処理を実行すると,タイムアウトまたはデッドロックが発生することがあります。その場合,更新バッチ処理が終了したことを確認したあと,再度,追い付き反映処理を実行してください。