インナレプリカ機能 HiRDB Staticizer Option Version 8

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3.6.1 データベースの状態表示

次の表に示すHiRDBのコマンドでレプリカRDエリアを含めたHiRDBの状態が確認できます。

表3-5 データベースの状態を表示するコマンド

項番 コマンド名 機能
1 pddbls RDエリアの状態を確認する
2 pddbst データベースの状態解析をする
<この項の構成>
(1) RDエリアの状態表示
(2) データベースの状態解析

(1) RDエリアの状態表示

pddblsコマンドに-oオプションを指定すると,指定されたRDエリアのインナレプリカグループ内の状態を表示できます。pddblsコマンドは,HiRDB管理者が,HiRDBの稼働中に実行します。複数のサーバマシンでHiRDBシステムを構成している場合,システムマネジャがあるサーバマシンで実行します。pddblsコマンドについては,マニュアル「HiRDB Version 8 コマンドリファレンス」を参照してください。

pddblsコマンドの実行例
 
pddbls -r RD01,RD02 -o
 
オリジナルRDエリアRD01とRD02を含むインナレプリカグループ内のRDエリアの状態を表示します。表示結果の例を次に示します。

pddblsコマンドの実行結果の例
[図データ]

(2) データベースの状態解析

pddbstコマンドでは,RDエリアの格納状態を物理的および論理的に解析できます。インナレプリカ機能を使用しているRDエリアを解析した場合には,オリジナルRDエリア名,解析対象RDエリアの世代番号,インナレプリカグループ内のレプリカRDエリア数が表示されます。pddbstコマンドは,HiRDB管理者が,HiRDBの稼働中に実行します。複数のサーバマシンでHiRDBシステムを構成している場合,システムマネジャがあるサーバマシンで実行します。pddbstコマンドについては,マニュアル「HiRDB Version 8 コマンドリファレンス」を参照してください。

pddbstコマンドの実行例
 
pddbst -r RD01 -q 1
 
レプリカRDエリアRD01_GN1の状態を表示します。表示結果の例を次に示します。

pddbstコマンドの実行結果の例(RDエリア物理的解析結果の例)
[図データ]