スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 コマンドリファレンス(UNIX(R)用)

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21.1.1 前提条件及び動作環境

JP1/NETM/Audit用監査ログ出力ユティリティ(pdaudput)を実行するための前提条件,及び動作環境について説明します。

表21-1 pdaudput実行時の前提条件

項目 前提条件
実行権限 監査人が実行できます。
同時実行 pdaudputは同時実行できません。

表21-2 pdaudput実行時の動作環境

項目 動作環境
HiRDB環境 ユティリティ実行場所 pdaudputは,シングルサーバ又はシステムマネジャがあるサーバマシンで実行してください。
HiRDBの状態 pdaudputは,HiRDBが稼働中のときだけ実行できます。
監査証跡表へのインデクスの作成 監査証跡表のPDLOAD_TIMESTAMP,PDLOAD_SEQNUMの列の値を昇順に取得するため,PDLOAD_TIMESTAMP,PDLOAD_SEQNUMの順にマルチカラムインデクスを作成しておくことをお勧めします。
インデクスを作成しないと,pdaudputの実行性能が低下するおそれがあります。
RDエリアの状態 pdaudputの対象であるディクショナリ用RDエリア,及び監査証跡表格納RDエリアが,閉塞解除かつオープン状態である必要があります。
pdaudputと処理対象RDエリアの状態の関係については,「付録C.2 RDエリアの状態によるユティリティ及びUAPの実行可否」を参照してください。
OS環境 -dオプションで指定するファイル及びディレクトリ 次のように権限を付与してください。
  • JP1/NETM/Audit用監査ログ出力ファイル
    HiRDB管理者に読み込み及び書き込み権限,JP1/NETM/Auditで収集を行うOSユーザに読み取り権限
  • JP1/NETM/Audit用監査ログ出力ファイル出力先ディレクトリ
    HiRDB管理者及びJP1/NETM/Auditで収集を行うOSユーザに読み込み権限
なお,-dオプションを省略した場合は,$PDDIR/auditlogにファイルを作成すると解釈されるため,同様にアクセス権限を与えてください。
-wオプションで指定するファイル及びディレクトリ HiRDB管理者に対して読み込み権限を与えてください。
クライアント環境定義 pdaudputを実行する前に,クライアント環境定義を設定してください。クライアント環境定義については,マニュアル「HiRDB Version 8 UAP開発ガイド」を参照してください。