スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 コマンドリファレンス(UNIX(R)用)

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付録C.2 RDエリアの状態によるユティリティ及びUAPの実行可否

ユティリティ及びUAPを実行する場合,RDエリアのオープン契機,及びRDエリアの状態によって実行可否が決まります。RDエリアの状態によるユティリティ及びUAPの実行可否を表C-3表C-8に示します。

表C-3 RDエリアの状態によるユティリティ及びUAPの実行可否(オープン契機がINITIALの場合)(1/3)

ユティリティ又はUAP 閉塞なし コマンド閉塞 参照可能閉塞
オープン クローズ オープン クローズ オープン クローズ
データベース構成変更ユティリティ RDエリアの追加
RDエリアの削除 × × × ×
RDエリアの再初期化 × × × ×
RDエリアの拡張※3 × × ×
RDエリアの属性変更 × × × ×
RDエリアのレプリカ定義 オリジナルRDエリア
レプリカRDエリア
RDエリアの構成情報複写 複写元
複写先 × × × ×
RDエリアの統合 オリジナルRDエリア × × × ×
レプリカRDエリア × × × ×
データベース作成ユティリティ※3 ※4 × ※4 × ※4 ×
データベース再編成ユティリティ※3 再編成(-k rorg) ※2※4 × × ※2※4 ×
アンロード(-k unld) × × ×
リロード(-k reld) ※2※4 × × ※2※4 ×
インデクスの一括作成
(-k ixmk)
× × ×
インデクスの再作成
(-k ixrc)
× × ×
インデクスの再編成
(-k ixor)
× × ×
空きページ解放ユティリティ※3 × × ×
グローバルバッファ常駐化ユティリティ × × × ×
リバランスユティリティ × × ×
データベース複写ユティリティ -M x × × ×
-M r
-M s
データベース回復ユティリティ × × × × ×
データベース状態解析ユティリティ × × ×
最適化情報収集ユティリティ × × × ×
ディクショナリ搬出入ユティリティ × × × × ×
データベース定義ユティリティ × × × × ×
整合性チェックユティリティ × × × × ×
オンライン再編成の追い付き反映(pdorendコマンド) × × × × × ×
JP1/NETM/Audit用監査ログ出力ユティリティ × × × ×
UAP × × × ※1 ×

(凡例)
○:実行できます。
×:実行できません。
−:該当しません。

注※1
参照系のUAPだけ実行できます。

注※2
改竄防止表に対しては実行できません。

注※3
同一レプリカグループ内のオンライン再編成閉塞のオリジナルRDエリアが,カレントの場合は実行できません。

注※4
被参照表に対してユティリティを実行し,参照表を検査保留状態にできるかどうかについては,「付録C.3 検査保留状態の設定可否」を参照してください。

表C-4 RDエリアの状態によるユティリティ及びUAPの実行可否(オープン契機がINITIALの場合)(2/3)

ユティリティ又はUAP 参照可能バックアップ閉塞 更新可能バックアップ閉塞 障害閉塞
オープン クローズ オープン オープン クローズ
データベース構成変更ユティリティ RDエリアの追加
RDエリアの削除 × × × ×
RDエリアの再初期化 × × × ×
RDエリアの拡張※4 × × × × ×
RDエリアの変更 × × × × ×
RDエリアのレプリカ定義 オリジナルRDエリア
レプリカRDエリア
RDエリアの構成情報複写 複写元
複写先 × × × × ×
RDエリアの統合 オリジナルRDエリア × × × × ×
レプリカRDエリア × × × × ×
データベース作成ユティリティ※4 × × × × ×
データベース再編成ユティリティ※4 再編成(-k rorg) × × × × ×
アンロード(-k unld) × × ×
リロード(-k reld) × × × × ×
インデクスの一括作成
(-k ixmk)
× × × × ×
インデクスの再作成
(-k ixrc)
× × × × ×
インデクスの再編成
(-k ixor)
× × × × ×
空きページ解放ユティリティ※4 × × × × ×
グローバルバッファ常駐化ユティリティ × × ×
リバランスユティリティ × × × × ×
データベース複写ユティリティ -M x × × ×
-M r ※1 × ×
-M s
データベース回復ユティリティ × × × ×
データベース状態解析ユティリティ × × ×
最適化情報収集ユティリティ ※2 × ※2 × ×
ディクショナリ搬出入ユティリティ × × × ×
データベース定義ユティリティ × × × ×
整合性チェックユティリティ × × ×
オンライン再編成の追い付き反映(pdorendコマンド) × × × × ×
JP1/NETM/Audit用監査ログ出力ユティリティ × × ×
UAP ※3 × × ×

(凡例)
○:実行できます。
×:実行できません。
−:該当しません。

注※1
更新のトランザクション実行中の場合は実行できません。

注※2
ディクショナリ用RDエリアが参照可能バックアップ閉塞の場合は実行できません。

注※3
参照系のUAPだけ実行できます。

注※4
同一レプリカグループ内のオンライン再編成閉塞のオリジナルRDエリアが,カレントの場合は実行できません。

表C-5 RDエリアの状態によるユティリティ及びUAPの実行可否(オープン契機がINITIALの場合)(3/3)

ユティリティ又はUAP ログレス閉塞 同期化閉塞 オンライン再編成閉塞
オープン クローズ オープン クローズ オープン クローズ
データベース構成変更ユティリティ RDエリアの追加
RDエリアの削除 × × × × ×
RDエリアの再初期化 × × ×
RDエリアの拡張※8 × × × × ×
RDエリアの変更 × × × × × ×
RDエリアのレプリカ定義 オリジナルRDエリア
レプリカRDエリア
RDエリアの構成情報複写 複写元
複写先 × × × × × ×
RDエリアの統合 オリジナルRDエリア × × × × × ×
レプリカRDエリア × × × × × ×
データベース作成ユティリティ※8 × × × × ※3※10 ×
データベース再編成ユティリティ※8 再編成(-k rorg) × × × × ※4※5※10 ×
アンロード(-k unld) × × × × ※5 ×
リロード(-k reld) × × × × ※4※5※10 ×
インデクスの一括作成
(-k ixmk)
× × × × ※5 ×
インデクスの再作成
(-k ixrc)
× × × × ※5 ×
インデクスの再編成
(-k ixor)
× × × × ※5 ×
空きページ解放ユティリティ※8 × × × × ×
グローバルバッファ常駐化ユティリティ × × × × ×
リバランスユティリティ × × × × × ×
データベース複写ユティリティ -M x × × × ×
-M r × × × ×
-M s × ×
データベース回復ユティリティ × × × ×
データベース状態解析ユティリティ × × × × ※9 ×
最適化情報収集ユティリティ × × × × ×※7 ×
ディクショナリ搬出入ユティリティ × ×
データベース定義ユティリティ × ×
整合性チェックユティリティ × × ※11 ×※12 ×
オンライン再編成の追い付き反映(pdorendコマンド) × × × × ×
JP1/NETM/Audit用監査ログ出力ユティリティ × × ※11 ×※12 ×
UAP × ※2 ※2 ※6 ※6

(凡例)
○:実行できます。
×:実行できません。
−:該当しません。

注※1
PURGE TABLE文だけ実行できます。

注※2
排他待ちとなります。

注※3
レプリカRDエリアに対して,作成モード,ログレスモード(又は更新前ログ取得モード),及び一括出力用ローカルバッファ面数を指定した場合は実行できません。また,LOB列が定義されている表に対しても実行できません。

注※4
改竄防止表に対しては実行できません。

注※5
レプリカRDエリアに対しては実行できません。

注※6
カレントRDエリアにアクセスするログ取得モードのSQLだけ実行できます(CREATE TABLE,CREATE INDEX,ALTER TABLE,DROP TABLE,DROP INDEX,DROP SCHEMA,PURGE TABLE文,及びLOCK文を除く)。

注※7
レプリカRDエリアに対して-c lvl1を指定した場合は実行できます。

注※8
同一レプリカグループ内のオンライン再編成閉塞のオリジナルRDエリアが,カレントの場合は実行できません。

注※9
-sオプションを指定した場合は実行できません。

注※10
被参照表に対してユティリティを実行し,参照表を検査保留状態にできるかどうかについては,「付録C.3 検査保留状態の設定可否」を参照してください。

注※11
閉塞が解除されるまで排他待ちとなります。閉塞が解除された後は実行できます。

注※12
閉塞が解除されるまで排他待ちとなります。閉塞が解除された後はクローズ状態のため,オープンすれば実行できます。

表C-6 RDエリアの状態によるユティリティ及びUAPの実行可否(オープン契機がDEFER又はSCHEDULEの場合)(1/3)

ユティリティ又はUAP 閉塞なし コマンド閉塞 参照可能閉塞
オープン クローズ オープン クローズ オープン クローズ
データベース構成変更ユティリティ RDエリアの追加
RDエリアの削除 × × × ×
RDエリアの再初期化 × × × ×
RDエリアの拡張※4 × ×
RDエリアの属性変更 × × × ×
RDエリアのレプリカ定義 オリジナルRDエリア
レプリカRDエリア
RDエリアの構成情報複写 複写元
複写先 × × × ×
RDエリアの統合 オリジナルRDエリア × × × ×
レプリカRDエリア × × × ×
データベース作成ユティリティ※4 ※5 ※5 ※5 × ※5 ※5
データベース再編成ユティリティ※4 再編成(-k rorg) ※3※5 ※3※5 × ※3※5 ※3※5
アンロード(-k unld) ×
リロード(-k reld) ※3※5 ※3※5 × ※3※5 ※3※5
インデクスの一括作成
(-k ixmk)
×
インデクスの再作成
(-k ixrc)
×
インデクスの再編成
(-k ixor)
×
空きページ解放ユティリティ※4 ×
グローバルバッファ常駐化ユティリティ × ×
リバランスユティリティ ×
データベース複写ユティリティ -M x × ×※6 × ×
-M r
-M s
データベース回復ユティリティ × × × × ×
データベース状態解析ユティリティ ×
最適化情報収集ユティリティ × ×
ディクショナリ搬出入ユティリティ※1
データベース定義ユティリティ × × × × ×
整合性チェックユティリティ × × × ×
オンライン再編成の追い付き反映(pdorendコマンド) × × × × × ×
JP1/NETM/Audit用監査ログ出力ユティリティ × ×
UAP × × ※2 ※2

(凡例)
○:実行できます。
×:実行できません。
−:該当しません。

注※1
対象となるRDエリアのオープン契機が,DEFER又はSCHEDULEになることはないため,該当しません。

注※2
参照系のUAPだけ実行できます。

注※3
改竄防止表に対しては実行できません。

注※4
同一レプリカグループ内のオンライン再編成閉塞のオリジナルRDエリアが,カレントの場合は実行できません。

注※5
被参照表に対してユティリティを実行し,参照表を検査保留状態にできるかどうかについては,「付録C.3 検査保留状態の設定可否」を参照してください。

注※6
-M xオプション指定のpdcopyコマンドは実行できますが,実行中に更新SQL,又はデータベースを更新するユティリティ(コマンドも含む)を実行した場合,バックアップ中のデータの整合性は保障されません。

表C-7 RDエリアの状態によるユティリティ及びUAPの実行可否(オープン契機がDEFER又はSCHEDULEの場合)(2/3)

ユティリティ又はUAP 参照可能バックアップ閉塞 更新可能バックアップ閉塞 障害閉塞
オープン クローズ オープン クローズ オープン クローズ
データベース構成変更ユティリティ RDエリアの追加
RDエリアの削除 × × × × ×
RDエリアの再初期化 × × × × ×
RDエリアの拡張※5 × × × × × ×
RDエリアの属性変更 × × × × × ×
RDエリアのレプリカ定義 オリジナルRDエリア
レプリカRDエリア
RDエリアの構成情報複写 複写元
複写先 × × × × × ×
RDエリアの統合 オリジナルRDエリア × × × × × ×
レプリカRDエリア × × × × × ×
データベース作成ユティリティ※5 × × × × × ×
データベース再編成ユティリティ※5 再編成(-k rorg) × × × × × ×
アンロード(-k unld) × ×
リロード(-k reld) × × × × × ×
インデクスの一括作成
(-k ixmk)
× × × × × ×
インデクスの再作成
(-k ixrc)
× × × × × ×
インデクスの再編成
(-k ixor)
× × × × × ×
空きページ解放ユティリティ※5 × × × × × ×
グローバルバッファ常駐化ユティリティ × ×
リバランスユティリティ × × × × × ×
データベース複写ユティリティ -M x × × ×
-M r ※1 ※1 × ×
-M s
データベース回復ユティリティ × × × × ×
データベース状態解析ユティリティ × ×
最適化情報収集ユティリティ ※3 ※3 ※3 ※3 × ×
ディクショナリ搬出入ユティリティ※2
データベース定義ユティリティ × × × ×
整合性チェックユティリティ × × × ×
オンライン再編成の追い付き反映(pdorendコマンド) × × × × × ×
JP1/NETM/Audit用監査ログ出力ユティリティ × ×
UAP ※4 ※4 × ×

(凡例)
○:実行できます。
×:実行できません。
−:該当しません。

注※1
更新のトランザクション実行中の場合は実行できません。

注※2
対象となるRDエリアのオープン契機が,DEFER又はSCHEDULEになることはないため,該当しません。

注※3
ディクショナリ用RDエリアが参照可能バックアップ閉塞の場合は実行できません。

注※4
参照系のUAPだけ実行できます。

注※5
同一レプリカグループ内のオンライン再編成閉塞のオリジナルRDエリアが,カレントの場合は実行できません。

表C-8 RDエリアの状態によるユティリティ及びUAPの実行可否(オープン契機がDEFER又はSCHEDULEの場合)(3/3)

ユティリティ又はUAP ログレス閉塞 同期化閉塞 オンライン再編成閉塞
オープン クローズ オープン クローズ オープン クローズ
データベース構成変更ユティリティ RDエリアの追加 × ×
RDエリアの削除 × × × × ×
RDエリアの再初期化 × × ×
RDエリアの拡張※9 × × × × ×
RDエリアの変更 × × × × × ×
RDエリアのレプリカ定義 オリジナルRDエリア
レプリカRDエリア
RDエリアの構成情報複写 複写元
複写先 × × × × × ×
RDエリアの統合 オリジナルRDエリア × × × × × ×
レプリカRDエリア × × × × × ×
データベース作成ユティリティ※9 × × × × ※5※11 ※5※11
データベース再編成ユティリティ※9 再編成(-k rorg) × × × × ※4※6※11 ※4※6※11
アンロード(-k unld) × × × × ※6 ※6
リロード(-k reld) × × × × ※4※6※11 ※4※6※11
インデクスの一括作成
(-k ixmk)
× × × × ※6 ※6
インデクスの再作成
(-k ixrc)
× × × × ※6 ※6
インデクスの再編成
(-k ixor)
× × × × ※6 ※6
空きページ解放ユティリティ※9 × × × ×
グローバルバッファ常駐化ユティリティ × × × ×
リバランスユティリティ × × × × × ×
データベース複写ユティリティ -M x × × × ×
-M r × × × ×
-M s × × ×
データベース回復ユティリティ × × × ×
データベース状態解析ユティリティ × × × × ※10 ※10
最適化情報収集ユティリティ × × × × ×※8 ×
ディクショナリ搬出入ユティリティ※1
データベース定義ユティリティ × ×
整合性チェックユティリティ × × ※12 ※12
オンライン再編成の追い付き反映(pdorendコマンド) × × × ×
JP1/NETM/Audit用監査ログ出力ユティリティ × × ※12 ※12
UAP ※3 ※3 ※7 ※7

(凡例)
○:実行できます。
×:実行できません。
−:該当しません。

注※1
対象となるRDエリアのオープン契機が,DEFER又はSCHEDULEになることはないため,該当しません。

注※2
PURGE TABLE文だけ実行できます。

注※3
排他待ちとなります。

注※4
改竄防止表に対しては実行できません。

注※5
レプリカRDエリアに対して,作成モード,ログレスモード(又は更新前ログ取得モード),及び一括出力用ローカルバッファ面数を指定した場合は実行できません。また,LOB列が定義されている表に対しても実行できません。

注※6
レプリカRDエリアに対しては実行できません。

注※7
カレントRDエリアにアクセスするログ取得モードのSQLだけ実行できます(CREATE TABLE,CREATE INDEX,ALTER TABLE,DROP TABLE,DROP INDEX,DROP SCHEMA,PURGE TABLE文,及びLOCK文を除く)。

注※8
レプリカRDエリアに対して-c lvl1を指定した場合は実行できます。

注※9
同一レプリカグループ内のオンライン再編成閉塞のオリジナルRDエリアが,カレントの場合は実行できません。

注※10
-sオプションを指定した場合は実行できません。

注※11
被参照表に対してユティリティを実行し,参照表を検査保留状態にできるかどうかについては,「付録C.3 検査保留状態の設定可否」を参照してください。

注※12
閉塞が解除されるまで排他待ちとなります。閉塞が解除された後は実行できます。