スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 コマンドリファレンス(UNIX(R)用)

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5.3.4 データロードの方法によって指定する項目

次の項目が該当する場合,その参照先を参照してください。

項目 参照先
オプション 制御文,又はファイル
データベース更新ログを取得する場合,又は取得しない場合 -l (4)
大量のデータロードをする場合に,同期点を指定するとき option文 5.4.16
pdloadの実行時間を監視する場合 option文 5.4.16
DEFAULT句を指定している表に対して,DEAULT句の既定値を格納する場合 option文 5.4.16
EasyMTを使用する場合 -f (11)
 
mtguide文 5.4.3
emtdef文 5.4.3
UOCを使用する場合 srcuoc文 5.4.11
入力データの不正を検知したときに,処理を途中で中断する場合※1 -e (13) エラー情報ファイル 5.6
-r (14) option文 5.4.16
入力データの不正を検知したとき,データロード処理を無効にする場合 option文 5.4.16
自動採番機能を使用してデータロードする場合 option文 5.4.16
UTF-8の環境で定義した表に対して,UTF-16の入力データファイルでデータロードする場合 option文 5.4.16
表の空き領域比率を変えてデータロードする場合※2 未使用領域へデータを格納するとき -y (16)
空き領域比率を指定して未使用領域へデータを格納するとき option文 5.4.16
データロード実行状態のメッセージの出力間隔を,10万行単位以外にする場合 -m (18)
インフォメーションメッセージの出力を抑止する場合
サーバ間通信の応答時間を監視する場合 -X (19)
グローバルバッファを使用しないで,ローカルバッファを使って一括出力のデータロードをする場合※3 -n (8)
データロードを実行するユーザの認可識別子を,環境変数PDUSER設定値以外に変更する場合※4 -u (9)
pdload実行時のチューニング情報を取得する場合 report文 5.4.17
表単位の入力データファイルを,RDエリア単位にデータロードできる入力データファイルに分割する場合 src_work文 5.4.14
FLOAT型及びSMALLFLT型の入力データ値をOSの制限値内に補正してデータロードする場合 -F (23)

(凡例)−:該当しません。

注※1
例えば,DAT形式の入力データファイルを使用して繰返し列がある表にデータロードする場合,入力データはVV形式で作成しているのに,elmtypeオペランドを省略するとFF形式と扱われるために,すべての入力データがエラーとなり,無駄なエラー情報ファイルやエラーデータファイルが作成されてしまいます。このような場合に,エラーを検知した時点で処理を途中で中断できれば,無駄なファイルは作成されなくなり,また,無駄な動作もなくなります。

注※2
通常,追加データロードをする場合,表の空き領域比率に従って未使用ページにデータを格納します。このとき,格納できる未使用ページがなくなった場合,エラーとなり処理がロールバックされます。未使用ページがなくなった場合は,データベース再編成ユティリティでの表の再編成,又はデータベース構成変更ユティリティでRDエリアの追加,若しくは拡張をしてから,再度データロードしなければなりません。このような場合,これらの作業をしなくても,データロード時に表の空き領域比率を変えれば,データロードの処理を完了できることがあります。

注※3
一括出力ページ数を指定すると,指定したページ数単位で一括出力をするので,入出力回数を削減できます。

注※4
何も指定しない場合は,環境変数PDUSERの設定値が仮定されます。環境変数PDUSERを設定していない場合は,ログインウィンドウのユーザ名が仮定されます。