スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 コマンドリファレンス(UNIX(R)用)
pdorcheck(オンライン再編成の適用条件チェック)
機能
指定したRDエリア内のすべての実表が,次の適用条件を満たすかどうかをチェックします。
- 次のどれかの条件を満たすインデクスが,一つ以上定義されている。
- 定義長が256バイト以上のVARCHAR若しくはMVARCHAR,又は定義長が128文字以上のNVARCHARの列を,インデクス構成列に含まない主キーインデクス
- 定義長が256バイト以上のVARCHAR若しくはMVARCHAR,又は定義長が128文字以上のNVARCHARの列を,インデクス構成列に含まないPRIMARY指定のクラスタキーインデクス
- 定義長が256バイト以上のVARCHAR若しくはMVARCHAR,又は定義長が128文字以上のNVARCHARの列を,インデクス構成列に含まないUNIQUE指定のクラスタキーインデクス
- インデクス構成列がすべてNOT NULL指定の列で,定義長が256バイト以上のVARCHAR若しくはMVARCHAR,又は定義長が128文字以上のNVARCHARの列を,インデクス構成列に含まないUNIQUE指定のインデクス
- 表の列が,次のデータ型だけで構成されている。
INTEGER,SMALLINT,〔LARGE〕DECIMAL,FLOAT,SMALLFLT,CHAR,VARCHAR,NCHAR,NVARCHAR,MCHAR,MVARCHAR,DATE,INTERVAL YEAR TO DAY,TIME,INTERVAL HOUR TO SECOND,TIMESTAMP,BINARY,BLOB,SGMLTEXT,XML,FREEWORD
- 表にLOB列が定義されている場合,LOB列格納用RDエリアのデータベースの更新ログ取得方式が,ログ取得モード(RECOVERY ALL)で定義されている。
- 監査証跡表ではない。
なお,適用条件を満たさない表については,メッセージを出力します。
pdorcheckコマンドは,HiRDB Staticizer Optionが組み込まれていて,かつシステム定義のpd_max_reflect_process_countオペランド及びpd_inner_replica_controlオペランドを指定している場合に実行できます。
実行者
形式
pdorcheck -r オリジナルRDエリア名〔,オリジナルRDエリア名〕…
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オプション
- -r オリジナルRDエリア名〔,オリジナルRDエリア名〕… 〜<識別子>((1〜30))
適用条件のチェックをするオリジナルRDエリアの名称を指定します。
- <規則>
- RDエリアを指定する場合の規則については,「1.5.2 運用コマンド,ユティリティでのRDエリアの指定」を参照してください。
- ユーザ用RDエリア,及びユーザLOB用RDエリアを指定してください。
- RDエリアには,レプリカRDエリアが定義されているオリジナルRDエリアを指定してください。
規則
- pdorcheckコマンドは,HiRDBが稼働中のときだけ実行できます。
- pdorcheckコマンドは,シングルサーバ又はシステムマネジャがあるサーバマシンで実行してください。
注意事項
- pdorcheckコマンドのリターンコードを次に示します。
0:適用条件を満たしています。
4:適用条件を満たさない資源がありました。
8:異常終了しました。
- pdorcheckコマンド実行中に,指定したRDエリアに対して表,インデクスの追加,削除,及び定義変更はしないでください。追加,削除,及び定義変更をした場合は,結果不正や異常終了となることがあります。
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