スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 コマンドリファレンス(UNIX(R)用)

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pdfrmHiRDBファイルの削除

機能

指定したHiRDBファイルをHiRDBファイルシステム領域から削除します。

実行者

HiRDB管理者が実行できます。

形式

 
 pdfrm 〔-i〕 HiRDBファイルシステム領域名/HiRDBファイル名
 

オプション

HiRDBファイルを削除する前に,確認のメッセージを表示したい場合に指定します。確認のメッセージが表示された場合,yを入力してください。

コマンド引数

削除するHiRDBファイルがあるキャラクタ型スペシャルファイル名,又は通常ファイル名と,削除するHiRDBファイルを指定します。

HiRDBファイルシステム領域名 〜<パス名>((165文字以内))
HiRDBファイルシステム領域名を指定します。

HiRDBファイル名 〜<HiRDBファイル名>
HiRDBファイル名を指定します。

規則

  1. pdfrmコマンドは,削除対象のHiRDBファイルがあるHiRDBファイルシステム領域の使用目的がUTL以外の場合,そのHiRDBファイルがあるHiRDBファイルシステム領域を,稼働中のHiRDBが使用中のとき(その中にあるHiRDBファイルを一度でもオープンしたことがあるとき)は実行できません。使用目的がUTLの場合は,HiRDBファイルシステム領域の使用に関係なく実行できますが,指定したHiRDBファイルを稼働中のHiRDBが使用中(ほかのプロセスでオープン中)のときは実行できません。
  2. pdfrmコマンドは,HiRDBファイルシステム領域があるサーバマシンごとに実行してください。
  3. 指定したHiRDBファイルが使用中(ほかのプロセスでオープン中)の場合は,削除できません。
  4. -iオプションを指定した場合,確認のメッセージに対してy以外の文字を入力したときは,HiRDBファイルは削除されません。
  5. 共用RDエリアとして使用しているHiRDBファイルシステム領域に対して実行する場合,更新可能バックエンドサーバがあるサーバマシンから実行してください。

注意事項

  1. pdfrmコマンド実行時のリターンコードは,0の場合は正常終了,-1の場合は異常終了となります。
  2. pdfrmコマンドの結果は,pdflsコマンドで確認できます。
  3. pdfrmコマンドは使用目的がUTLの場合を除き,HiRDBファイルを強制的に削除する非常用のコマンドです。通常はその使用目的に応じてデータべース構成変更ユティリティ,pdlogrmコマンド,pdstsrmコマンドなどの上位のコマンドを使用してHiRDBファイルを削除してください。
  4. pdfrmコマンドはRDエリアを構成しているHiRDBファイルでも強制的に削除できるため,実行するときには十分注意してください。