スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)

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29.4.2 最適化情報収集ユティリティ(pdgetcst)が異常終了した時の注意事項

最適化情報の登録,更新,削除時,対象の各表に対する,表情報,インデクス情報,列情報のそれぞれごとに,更新内容をコミットします。最適化情報の登録,更新,又は削除時に異常が発生した場合(KFPN00011-Iメッセージのリターンコードが8),コミットが終了していない一部の情報がロールバックされ,最適化情報の一貫性が保てなくなる可能性があります。この場合,KFPN00011-Iメッセージのオペレータの処置に従い,エラー原因を取り除いた後,リターンコードが0となるまでコマンドを再実行してください。コマンドを再実行してもエラーが続く場合,下記の操作で元の最適化情報に戻してください。

(a) 最適化情報登録の場合:

最適化情報の削除(「29.2.3 最適化情報の削除」を参照してください)。

(b) 最適化情報更新の場合:

最適化情報を回復してください(最適化情報更新前に取得したバックアップから,ディクショナリ用RDエリア(同時に回復する必要があるRDエリアも含む)を回復してください。なお,バックアップからの回復方法は「20. データベースの回復方法」を参照してください)。

(c) 最適化情報削除(-d指定)の場合:

最適化情報を回復してください(最適化情報更新前に取得したバックアップから,ディクショナリ用RDエリア(同時に回復する必要があるRDエリアも含む)を回復してください。なお,バックアップからの回復方法は「20. データベースの回復方法」を参照してください)。