スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)
(1) 最適化情報の更新の契機
データベースの状態が変化すると,最適化情報とデータベースの状態が不一致になります。この場合,検索時に最適なアクセスパスを選択できなくなり,検索性能が低下するおそれがあります。そのため,データベースの状態が変化した場合は,最適化情報の更新を検討する必要があります。
データベースの状態が変化する契機を次に示します。
- 大量のデータを追加,更新,又は削除した場合
- データベース作成ユティリティ(pdload)でデータロードを行った場合
- インデクスを追加,又は削除した場合
- データベース再編成ユティリティ(pdrorg)でデータベースを再編成した場合
- 空きページ解放ユティリティ(pdreclaim)で空きページを解放した場合
- リバランスユティリティ(pdrbal)でハッシュ分割された表のリバランスを行った場合
(2) 最適化情報の更新の手順
最適化情報の更新の手順を次に示します。
- <手順>
- 最適化情報の更新が必要かどうかを判断する。
「(1) 最適化情報の更新の契機」の内容を参照し,最適化情報を更新する必要があるかどうかを判断してください。
- 最適化情報を更新する。
pdgetcstコマンドを使用して,最適化情報の収集,登録を実施してください。これによって,最適化情報が更新されます。
- コマンド実行例:
- 表USER1.T1の最適化情報を更新するために,最適化情報を収集,登録します。
pdgetcst -a USER1 -t T1 -c lvl2
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