スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)
計画系切り替えには次に示す二つの方法があります。御利用の環境に応じて方法を選択してください。
クラスタソフトウェアの種類によって計画系切り替えの方法が異なります。
計画系切り替えの手順を次に示します。
計画系切り替えの手順を次に示します。
HAモニタのmonswapコマンドを実行します。
monswapコマンド実行後,切り替え元ユニットで該当バックエンドサーバは自動的に待機状態になります。
なお,Hitachi HA Toolkit Extensionの使用時は,monswapコマンドではなくクラスタソフトウェアの計画系切り替えコマンドを入力してください。
影響分散スタンバイレス型系切り替え機能での計画系切り替えの動作を次の表に示します。
表26-49 影響分散スタンバイレス型系切り替え機能での計画系切り替えの動作
バックエンドサーバの種別 | 動作 | 移動先 |
---|---|---|
ホストBES | 最も優先度の高い切り替え先に移動します。ゲスト用領域に空きがない場合はその次に優先度の高い切り替え先に移動します。 | ゲストBES |
ゲストBES | ホストBES |
ホストBESに対する計画系切り替えの例を次の図に示します。この例は,ホストのハードウェアメンテナンスなどのためにサーバマシン(本例ではhostA)を停止する必要がある場合の運用例です。
図26-78 ホストBESに対する計画系切り替えの例
この例では,unt1上の現用BESに対して計画系切り替えをします。手順は次のとおりです。
なお,Hitachi HA Toolkit Extension使用時は,クラスタソフトウェアの計画系切り替えコマンドを入力します。
ゲストBESに対する計画系切り替え(系の切り戻し)の例を次の図に示します。この例は,障害ユニットが復旧した場合の運用例です。
図26-79 ゲストBESに対する計画系切り替え(系の切り戻し)の例
この例では,unt3から移動したBES5とBES6を計画系切り替えで切り戻します。手順は次のとおりです。
なお,Hitachi HA Toolkit Extension使用時は,クラスタソフトウェアの計画系切り替えコマンドを入力します。
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