スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)
スタンバイ型系切り替え機能の場合はHiRDB運用ディレクトリ名を絶対パス名で指定します。HiRDB/パラレルサーバの場合は該当するユニットのHiRDB運用ディレクトリ名を絶対パス名で指定します。
1:1スタンバイレス型系切り替え機能の場合は,HiRDB識別子(pd_system_idオペランドの指定値)と正規BESユニットのユニット識別子(pd_unit_idオペランドの指定値)を「/」で組み合わせて指定します。HiRDB識別子がDB01で,正規BESユニットのユニット識別子がUNT1の場合は次のように指定します。
影響分散スタンバイレス型系切り替えの場合は,HiRDB識別子とサーバ識別子を「/」で組み合わせて指定します。HiRDB識別子がDB01で,サーバ識別子がBES1の場合は次のように指定します。
このオペランドにはサーバ障害を検出したときの処理を指定します。
このオペランドに指定したコマンドをパッケージ起動及びフェイルオーバ時に実行します。サーバモードの場合,系切り替えが発生した延長で待機系ユニットに対してコマンドを発行する必要がないため,このオペランドを指定しないことをお勧めします。
システムマネジャのユニットを系切り替えの対象にしている場合,actcommandオペランドにpdstartコマンド(HiRDB/パラレルサーバの場合はpdstart -q)を指定すると,パッケージの開始コマンドに連動してHiRDBを開始できます。ただし,系切り替えのときにもactcommandオペランドが実行されるため,既に開始処理を行っている待機系HiRDBに対してpdstartコマンドが発行されてエラーが出力されます。
1:1スタンバイレス型系切り替え機能の場合,待機系(代替部)でactcommandオペランドを指定する必要があるときは,pdstart -q -cコマンドを指定してください。
影響分散スタンバイレス型系切り替え機能の場合,actcommandオペランドは指定できません。
このオペランドにはpdstop -f -qコマンド(HiRDB/パラレルサーバの場合はpdstop -z -qコマンド)を指定することをお勧めします。強制停止のオプションを指定するのは確実にユニットを停止することと,計画系切り替え時に待機系が再開始で引き継ぐ必要があるためです。また,実行系ユニットが起動していない状態で計画系切り替えをした場合,termcommandオペランドで指定したpdstopコマンドがエラーとなります。termcommandオペランドを指定しない場合,実行系ユニットをpdstopコマンドで強制停止させた上で系切り替えをする必要があります。実行系ユニットを稼働させたままで計画系切り替えをした場合は,実行系ユニットが二つ存在することになり,障害が発生して両系停止となる可能性があります。
1:1スタンバイレス型系切り替え機能の場合,代替部のtermcommandオペランドにはpdstop -z -cコマンドを指定してください。
影響分散スタンバイレス型系切り替え機能の場合,HAグループ内の全サーバのtermcommandオペランドにはpdstop -z -sコマンドを指定してください。
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