スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)
MC/ServiceGuardはサービス(アプリケーション)の監視をします。MC/ServiceGuardはサービスを子プロセスとして実行し,サービスの終了を検知した場合にそれをパッケージの障害と判断します。HiRDBの開始及び終了処理以外のHiRDBとMC/ServiceGuardとのインターフェースはサービスの終了(exit)だけです。HiRDBの全プロセスはpdprcdが監視していて,HiRDBの異常終了時にはHiRDBの機能によって再開始を行うため,MC/ServiceGuardにHiRDBのプロセスを監視してもらう必要はありません。プロセスの起動と監視の関連を次の図に示します。
図26-52 プロセスの起動と監視の関連(MC/ServiceGuard)
なお,パッケージとしてのHiRDBが動作中である状態を維持させるために,ダミーのサービス(ダミープロセス)が必要です。このダミープロセスは,次に示す条件をすべて満たす必要があります。
ダミープロセスを生成するシェルスクリプトの例を次に示します。
#!/bin/sh trap exit SIGTERM while true do sleep 5 done exit |
このシェルスクリプトをパッケージコントロールスクリプト中のSERVICE_CMDに指定します。常駐プロセスの起動には,パッケージコントロールスクリプト中のSERVICE_RESTART[]="-R"として無限起動扱いにすることをお勧めします。そうしないと,プロセスの予期しない終了がHiRDBのサーバの異常終了扱いにされてしまいます。
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