スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)
サーバモードの場合はこのオペランドにserverを,モニタモードの場合はこのオペランドにmonitorを指定してください。
サーバモードの場合にこのオペランドの指定を検討してください。モニタモードの場合はこのオペランドを指定できません。このオペランドにはサーバ障害を検出したときの処理を指定します。
PDDIR=/HiRDB_S PATH=/bin:/usr/bin:/usr/bin/ucb:/$PDDIR/bin PDCONFPATH=$PDDIR/conf SHLIB_PATH=$PDDIR/lib export PATH PDDIR PDCONFPATH SHLIB_PATH $PDDIR/bin/pdstart
モニタモードの場合にこのオペランドの指定を検討してください。サーバモードの場合はこのオペランドを指定できません。このオペランドには,次に示す場合にHiRDB(HiRDB/パラレルサーバの場合はユニット)を終了するコマンド(シェル)を絶対パス名で指定します
HAモニタから引き継がれる環境変数がHiRDBの終了コマンドの環境変数として適切でないと正しく動作しません。そのため,ユーザコマンド(シェル)で実行環境を変更した後に次に示すコマンドを発行してください。
HiRDB/シングルサーバの場合のユーザコマンド(シェル)の作成例を次に示します。
PDDIR=/HiRDB_S PATH=/bin:/usr/bin:/usr/ucb:/$PDDIR/bin PDCONFPATH=$PDDIR/conf SHLIB_PATH=$PDDIR/lib export PATH PDDIR PDCONFPATH SHLIB_PATH $PDDIR/bin/pdstop
HAモニタを適用したシステムで一意となる識別名を指定します。現用系と予備系とで同じ識別名にする必要があります。
スタンバイ型系切り替え機能の場合は,HiRDBのユニット識別子を推奨します。1:1スタンバイレス型系切り替え機能の場合は,正規BESユニットのユニット識別子を推奨します。影響分散スタンバイレス型系切り替えの場合は,系切り替え対象サーバのサーバ識別子を推奨します。
HiRDBファイルシステム領域を作成したDISK領域(ボリュームグループ及びパーティション)の名称を指定します。詳細については,マニュアル「高信頼化システム監視機能 HAモニタ」を参照してください。
連動系切り替えをする場合にこのオペランドを指定します。系切り替え対象のサーバがHiRDBだけの場合はこのオペランドを指定する必要はありません。このオペランドにはサーバグループ名称を指定します。指定の目安を次に示します。
スタンバイ型系切り替え機能の場合は,現用系にはonlineを予備系にはstandbyを指定します。
1:1スタンバイレス型系切り替え機能の場合は,正規BESユニットにはonlineを代替BESユニットにはstandbyを指定します。
影響分散スタンバイレス型系切り替え機能の場合は,ホストBESにはonlineをゲストBESにはstandbyを指定します。
このオペランドはHAモニタのバージョンが01-08以降の場合に指定できます。
HAモニタのマルチスタンバイ機能を使用して,マルチスタンバイ構成で運用する場合(sysdef定義文のmultistandbyオペランドにuseを指定する場合),このオペランドで待機系の優先度を指定します。
影響分散スタンバイレス型系切り替え機能を使用する場合は,ゲストBESに優先度を指定します。例えば,切り替え先の優先度が1番のゲストBESの場合は1を,優先度が2番のゲストBESの場合は2を指定します。
影響分散スタンバイレス型系切り替え機能を次に示すような3ユニット構成で行います。
この場合,次に示すグループごとにグローバルバッファを共用します。
この場合の各ユニットの優先順位を次に示します。
サーバ | online | 優先順位第1位 | 優先順位第2位 |
---|---|---|---|
BES1A | unt1 [1] | unt2 [2] | unt3 [3] |
BES1B | unt1 [4] | unt3 [5] | unt2 [6] |
BES2A | unt2 [7] | unt3 [8] | unt1 [9] |
BES2B | unt2 [10] | unt1 [11] | unt3 [12] |
BES3A | unt3 [13] | unt2 [14] | unt1 [15] |
BES3B | unt3 [16] | unt1 [17] | unt2 [18] |
この場合のserver定義文の指定例を次に示します。
●サーバマシン1のserver定義文
server name PDB1/bes1A, alias bes1A, patrol 10, disk /dev/vg01, initial online; ....[1] server name PDB1/bes1B, alias bes1B, patrol 10, disk /dev/vg02, initial online; ....[4] server name PDB1/bes2A, alias bes2A, patrol 10, disk /dev/vg03, initial standby, standbypri 2; ...[9] server name PDB1/bes2B, alias bes2B, patrol 10, disk /dev/vg04, initial standby, standbypri 1; ...[11] server name PDB1/bes3A, alias bes3A, patrol 10, disk /dev/vg05, initial standby, standbypri 2; ...[15] server name PDB1/bes3B, alias bes3B, patrol 10, disk /dev/vg06, initial standby, standbypri 1; ...[17] |
●サーバマシン2のserver定義文
server name PDB1/bes1A, alias bes1A, patrol 10, disk /dev/vg01, initial standby, standbypri 1; ....[2] server name PDB1/bes1B, alias bes1B, patrol 10, disk /dev/vg02, initial standby, standbypri 2; ...[6] server name PDB1/bes2A, alias bes2A, patrol 10, disk /dev/vg03, initial online; ...[7] server name PDB1/bes2B, alias bes2B, patrol 10, disk /dev/vg04, initial online; ...[10] server name PDB1/bes3A, alias bes3A, patrol 10, disk /dev/vg05, initial standby, standbypri 1; ...[14] server name PDB1/bes3B, alias bes3B, patrol 10, disk /dev/vg06, initial standby, standbypri 2; ...[18] |
●サーバマシン3のserver定義文
server name PDB1/bes1A, alias bes1A, patrol 10, disk /dev/vg01, initial standby, standbypri 2; ...[3] server name PDB1/bes1B, alias bes1B, patrol 10, disk /dev/vg02, initial standby, standbypri 1; ...[5] server name PDB1/bes2A, alias bes2A, patrol 10, disk /dev/vg03, initial standby, standbypri 1; ...[8] server name PDB1/bes2B, alias bes2B, patrol 10, disk /dev/vg04, initial standby, standbypri 2; ...[12] server name PDB1/bes3A, alias bes3A, patrol 10, disk /dev/vg05, initial online; ...[13] server name PDB1/bes3B, alias bes3B, patrol 10, disk /dev/vg06, initial online; ...[16] |
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