スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)

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25.5.1 ユーザ又はロールを追加,変更,削除した場合

<この項の構成>
(1) ユーザ又はロールを削除した場合
(2) pdgrprflコマンドを実行してください
(3) ユーザを誤って削除した場合
(4) ユーザ情報がディレクトリサーバに登録されているかを知りたい場合

(1) ユーザ又はロールを削除した場合

ディレクトリサーバに登録しているユーザを削除した場合,削除対象のユーザに与えた権限を削除してください。また,ロールを削除した場合,ロールに対する表のアクセス権限を削除してください。

(2) pdgrprflコマンドを実行してください

ディレクトリサーバに登録しているユーザ又はロールを追加,変更,削除した場合,pdgrprflコマンドを実行してください。pdgrprflコマンドを実行すると,HiRDB LDAP Option,及びHiRDBが持っているユーザやロールの情報を最新の状態に更新します。

ユーザ又はロールの追加,変更,削除後にpdgrprflコマンドを実行しないと,ディレクトリサーバが持っているユーザ情報との同期が取れません。業務の都合上,ディレクトリサーバの情報変更直後にpdgrprflコマンドを実行できない場合は,一定時間(数時間単位,一日単位など)ごとにpdgrprflコマンドを実行するようにしてください。

なお,HiRDBを開始するときに,HiRDB LDAP Option,及びHiRDBが持っているユーザ及びロールの情報を更新します(pdgrprflコマンドを実行したのと同じになります)。

(3) ユーザを誤って削除した場合

ディレクトリサーバのユーザを誤って削除した場合,そのユーザに与えらた権限情報はHiRDBに残っています。このため,ディレクトリサーバにユーザを登録し直せば元のとおりになります。

(4) ユーザ情報がディレクトリサーバに登録されているかを知りたい場合

pdusrchkコマンドを実行すると,ユーザ情報がディレクトリサーバに登録されているかどうかを確認できます。