スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)

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25.3.1 HiRDB環境設定時の注意事項

ディレクトリサーバ連携機能を使用する場合は,POSIXライブラリ版を使用する必要があります。POSIXライブラリ版を使用する場合は,HiRDBの環境設定時に実行するpdsetupコマンドで-lオプションを指定します。HiRDBを新規導入する場合は忘れずにpdsetupコマンドで-lオプションにPOSIXを指定してください。

既にHiRDBを運用していてPOSIXライブラリ版を使用していない場合は,次に示す手順でHiRDBをPOSIXライブラリ版に変更してください。

〈手順〉
  1. pdstopコマンドでHiRDBを正常終了してください。
  2. pdsetup -dコマンドでHiRDBをOSから削除してください。応答メッセージにはyを応答してください。HiRDB/パラレルサーバの場合は全サーバマシンでpdsetup -dコマンドを実行してください。
  3. pdsetupコマンドの-lオプションにPOSIXを指定して実行してください。HiRDB/パラレルサーバの場合は全サーバマシンでpdsetup -lコマンドを実行してください。
  4. pdstartコマンドでHiRDBを正常開始してください。

HiRDB Version 5.0以前はPOSIXライブラリ版をサポートしていません。したがって,HiRDB Version 5.0以前からバージョンアップした場合は,この手順に従ってHiRDBをPOSIXライブラリ版に変更してください。

HiRDBを新規導入したとき,pdsetupコマンドに-lオプションを指定し忘れた場合もこの手順に従ってHiRDBをPOSIXライブラリ版に変更してください。