スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)

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23.17.4 JP1/NETM/Audit用監査ログ出力ファイルに関する変更

JP1/NETM/Audit用監査ログ出力ファイルの出力先ディレクトリや,ファイルの容量を変更するときの手順について説明します。

<この項の構成>
(1) 出力先ディレクトリの変更
(2) ファイル容量の変更

(1) 出力先ディレクトリの変更

まず,変更後のディレクトリをJP1/NETM/Auditに設定し,pdaudput -dコマンドの指定値を変更します。この場合,過去に使用したpdaudput用管理ファイルやJP1/NETM/Audit用監査ログ出力ファイルが変更後のディレクトリにあると,誤動作する可能性があるため,変更後のディレクトリに新たにpdaudput用管理ファイルとJP1/NETM/Audit用監査ログ出力ファイルを作成しておきます。

手順を次に示します。

  1. 出力した監査ログが,JP1/NETM/Auditに収集されているかどうかを確認します。「23.17.3(2)運用方法2(監査証跡表にデータを残さない運用)」の4.を参照してください。
  2. JP1/NETM/Audit用監査ログ出力ファイルの再見積もりをします。「23.17.2(1)(b)JP1/NETM/Audit用監査ログ出力ファイルの出力先ディレクトリの作成」を参照してください。
  3. JP1/NETM/Auditによる監視を停止します。
  4. 収集された監査証跡をDELETE文又はPURGE TABLE文で監査証跡表から削除します。
  5. 変更後のディレクトリにpdaudput用管理ファイル及びJP1/NETM/Audit用監査ログ出力ファイルを作成します。-dオプションに変更後のディレクトリを指定して,pdaudput -k iコマンドを実行してください。
  6. JP1/NETM/Auditで,監査ログの収集対象に変更後のディレクトリを設定します。「表23-42 HiRDB固有の値を設定する必要がある設定項目」を参照してください。
  7. JP1/NETM/Auditによる監視を開始します。

(2) ファイル容量の変更

pdaudput用管理ファイルの情報を引き継いだままで,JP1/NETM/Audit用監査ログ出力ファイルの容量を変更するため,JP1/NETM/Audit用監査ログ出力ファイルだけ再作成します。

手順を次に示します。

  1. 出力した監査ログが,JP1/NETM/Auditに収集されているかどうかを確認します。「23.17.3(2)運用方法2(監査証跡表にデータを残さない運用)」の4.を参照してください。
  2. JP1/NETM/Audit用監査ログ出力ファイルの再見積もりをします。「23.17.2(1)(b)JP1/NETM/Audit用監査ログ出力ファイルの出力先ディレクトリの作成」を参照してください。
  3. JP1/NETM/Auditによる監視を停止します。
  4. -sオプションに変更後のJP1/NETM/Audit用監査ログ出力ファイルの容量を指定して,pdaudput -k mコマンドを実行してください。
  5. JP1/NETM/Auditによる監視を開始します。