スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)
表に対してデータの追加や削除を繰り返すと,最初に見積もったRDエリアの容量では対応できなくなる場合があります。HiRDBは,データの検索効率や格納効率が低下した表に対して,次に示すメッセージを出力します。
特に次に示す場合はRDエリアの容量を大きくするか,又はRDエリアを作成する必要があります。
このような場合はデータベース構成変更ユティリティ(pdmodコマンド)でRDエリアの容量を大きくするか,又はRDエリアを作成してください。
pddblsコマンドで,RDエリアの残容量(未使用セグメント数)が分かります。
pddbls -r RDAREA1 -a STATE OF RDAREA RDAREA ID STATUS TYPE OPNMODE RDAREA1 4 OPEN USER INITIAL SEGMENT 75 / 700 |
ASSIGN LIST文を実行すると,RDエリアのリスト作成数オーバー(KFPA11812-Eメッセージ)となる場合は,データベース構成変更ユティリティでリスト用RDエリアを追加してください。ASSIGN LIST文を実行すると,RDエリアのページ数不足(KFPA11756-Eメッセージ)となる場合は,次に示すどれかの方法で,RDエリアの容量を大きくしてください。
ただし,RDエリアの再初期化でリスト用RDエリアの容量を拡張すると,リスト用RDエリア内のリストが削除されます。この場合,ASSIGN LIST文でリストを再作成する必要があります。
RDエリアが容量不足になったとき,HiRDBファイルシステム領域内に空き領域があれば,自動的にRDエリアを拡張します。これをRDエリアの自動増分といいます。RDエリアの自動増分については,「15.8 RDエリアの自動増分」を参照してください。
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