スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)
(1) pdfmkfsコマンドでRDエリア用のHiRDBファイルシステム領域を作成します
pdfmkfs -n 50 -l 10 -k DB -i /rdarea/area03
pdfmkfs -n 50 -l 10 -k DB -i /rdarea/area13
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- 〔説明〕
- -n:HiRDBファイルシステム領域の領域長をメガバイト単位で指定します。データベース状態解析ユティリティ(pddbstコマンド)で,現状のRDエリアの状態を解析し,移動対象となるデータ量から追加するRDエリアの容量見積もりをしてください。
- -l:HiRDBファイルシステム領域内に作成するHiRDBファイル数の上限値を指定します。
- -k:HiRDBファイルシステム領域の用途を指定します。RDエリア用のHiRDBファイルシステム領域を作成するため,DBを指定します。
- -i:HiRDBファイルシステム領域の全領域を初期化する場合に指定します。-iオプションを指定すると,領域全体を確保します。-iオプションを省略すると,HiRDBファイルシステム領域の管理情報だけを作成します。
- /rdarea/area03:作成するHiRDBファイルシステム領域(表格納RDエリア用)の名称を指定します。
- /rdarea/area13:作成するHiRDBファイルシステム領域(インデクス格納RDエリア用)の名称を指定します。
(2) pdmodコマンドでRDエリアを追加します
- 〔説明〕
- -a:pdmodコマンドの制御文ファイル名を指定します。制御文ファイルの例を次に示します。各オペランドの詳細については,マニュアル「HiRDB Version 8 コマンドリファレンス」を参照してください。
create rdarea RDAREA03
globalbuffer gbuf03
for user used by PUBLIC
server name bes1
page 4096 characters
storage control segment 10 pages
file name "/rdarea/area03/file01"
initial 1000 segments;
create rdarea RDAREA13
globalbuffer gbuf13
for user used by PUBLIC
server name bes1
page 4096 characters
storage control segment 10 pages
file name "/rdarea/area13/file01"
initial 1000 segments;
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(3) ALTER TABLEで表の横分割数を増やします
ALTER TABLE TABLE01
ADD RDAREA RDAREA03
FOR INDEX INDX01 IN RDAREA13;
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表データ格納用RDエリア(RDAREA03)とインデクス格納用RDエリア(RDAREA13)を追加しました。これで,TABLE01の横分割数が二つから三つに増えました。
(4) pdrbalコマンドで表のリバランスを行います
(a) 共有モードで実行する場合
pdrbal -k share -t TABLE01 -c 100 /pdrbal/cfile01
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- 〔説明〕
- -k:共有モードで実行するためshareを指定します。
- -t:リバランス表の名称を指定します。
- -c:コミット単位を指定します。
- /pdrbal/cfile01:pdrbalコマンドの制御文ファイルの名称を指定します。制御文ファイルの内容を次に示します。
report /tmp/output
execstop time,9:00
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- 〔説明〕
- report:pdrbalコマンドの実行結果の出力先を指定します。
- execstop:pdrbalコマンドの実行時間を指定します。
(b) 占有モードで実行する場合
pdrbal -k exclusive -t TABLE01 -l a /pdrbal/cfile01
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- 〔説明〕
- -k:占有モードで実行するためexclusiveを指定します。
- -t:リバランス表の名称を指定します。
- -l:データベースの更新ログ取得方式を指定します。この例ではa(ログ取得モード)を指定します。
- /pdrbal/cfile01:pdrbalコマンドの制御文ファイルの名称を指定します。制御文ファイルの内容を次に示します。
report /tmp/output
idxwork /index/work
sort /sort/work
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- 〔説明〕
- report:pdrbalコマンドの実行結果の出力先を指定します。
- idxwork:インデクス情報ファイル出力用のディレクトリ名を指定します。
- sort:ソート用ワークディレクトリ名を指定します。
(5) pdgetcstコマンドで表の最適化情報を取得します
必要であれば最適化情報収集ユティリティ(pdgetcstコマンド)で表の最適化情報を取得してください。最適化情報収集ユティリティの実行要否については,マニュアル「HiRDB Version 8 コマンドリファレンス」を参照してください。
pdgetcst -t TABLE01 -l /pdgetcst/output
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- 〔説明〕
- -t:最適化情報を取得する表名を指定します。
- -l:pdgetcstコマンドの実行結果の出力先を指定します。
コマンドの実行後,実行結果が正しいかどうか確認することをお勧めします。コマンドの実行結果の確認方法については,マニュアル「HiRDB Version 8 コマンドリファレンス」を参照してください。
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