スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)
移行先システムで,pdloadコマンドで表をインポートする場合に障害が発生したときに考えられる要因と対処を次の表に示します。
表12-3 インポートする場合に障害が発生したときに考えられる要因と対処
障害 | 考えられる要因 | 対処 | 再度実行するpdloadのオプション |
---|---|---|---|
定義エラー | 移行先システムでインポートするユーザのスキーマが定義されていません。 | インポートするユーザのスキーマを定義して,インポートを再度実行してください。 | -b -W -w all |
移行先システムで,インポートしようとする表が既に定義されています。 |
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移行先システムに,インポートする表を格納するRDエリアがありません。 | 次のどちらかの対処をしてから,表データだけインポートしてください。
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-b -W -w data | |
表定義が2MBを超えています。 | SQL定義ファイル※中のSQLを修正して2MB以内になるようにして,pddefで再度定義してください。その後,表データだけインポート(-b -W -w dataオプション指定でpdloadを実行)してください。 SQL定義ファイルの修正方法については,「(a)SQL定義ファイルの修正例」を参照してください。 |
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データロードのエラー | マニュアル「HiRDB Version 8 コマンドリファレンス」の「エラー時のデータベースの状態とその回復方法」を参照して,対処してください。 |
出力先ディレクトリ/SQLFILE-表名-xxxxxxx |
インポート時に作成するSQLには,省略時仮定値も作成されるため,表定義が2MBを超えることがあります。この場合,HiRDBは2MBを超えないように列IDの大きいものから列定義部分を削除してCREATE TABLEを作成し,その後でALTER TABLEで列定義部分を追加します。このとき,SQLエラーが発生するおそれがあります。
SQL定義ファイルのSQLを次のように修正してください。
具体的なSQLの例は,マニュアル「HiRDB Version 8 コマンドリファレンス」の「搬入時に作成される定義系SQLが2メガバイトを超えた場合の修正例」を参照してください。
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