スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)

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12.1.7 別スキーマに表を移行する場合の制御文ファイルの例

別スキーマに表を移行する場合のデータベース再編成ユティリティの制御文ファイルの例を次に示します。移行元のスキーマの認可識別子をUSR01とし,移行先のスキーマの認可識別子をUSR02とします。

<この項の構成>
(1) HiRDB/シングルサーバの場合
(2) HiRDB/パラレルサーバの場合
(3) pdrorgコマンドの例

(1) HiRDB/シングルサーバの場合

 
unload /pdrorg/unfile1                           1
idxwork /pdrorg/idxwork                          2
sort /sortwork,8192                              3
tblname USR01                                    4
 

〔説明〕
  1. アンロードデータファイルの名称を指定します。
  2. インデクス情報ファイル作成用のディレクトリ名を指定します。このディレクトリ下にインデクス情報ファイルが作成されます。
  3. ソート用ワークディレクトリの名称を指定します。
  4. 移行元のスキーマの認可識別子を指定します。

(2) HiRDB/パラレルサーバの場合

 
unload bes1:/pdrorg/unfile1                     1
idxwork bes1 /pdrorg/idxwork                    2
sort bes1 /sortwork,8192                        3
idxwork bes2 /pdrorg/idxwork                    4
sort bes2 /sortwork,8192                        5
tblname USR01                                   6
 

〔説明〕
  1. アンロードデータファイルの名称を指定します。-gオプションが仮定されるため,アンロードデータファイルを1か所に作成します。
  2. インデクス情報ファイル作成用(bes1用)のディレクトリ名を指定します。このディレクトリ下にインデクス情報ファイルが作成されます。
  3. ソート用ワークディレクトリ(bes1用)の名称を指定します。
  4. インデクス情報ファイル作成用(bes2用)のディレクトリ名を指定します。このディレクトリ下にインデクス情報ファイルが作成されます。
  5. ソート用ワークディレクトリ(bes2用)の名称を指定します。
  6. 移行元のスキーマの認可識別子を指定します。

(3) pdrorgコマンドの例

 
pdrorg -k reld -t USR02.all /pdrorg/rorg01
 

〔説明〕
-t:アンロード対象のスキーマの認可識別子を指定します。