スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)

[目次][索引][前へ][次へ]

11.2.2 HiRDBを終了してユニットを削除する場合

HiRDB/パラレルサーバのユニット3を削除します。このときの手順を説明します。

[図データ]

ポイント
  • システムマネジャ又はディクショナリサーバのユニットは削除しないでください。
  • フロントエンドサーバが0個になるようなユニットの削除はしないでください。
  • バックエンドサーバが0個になるようなユニットの削除はしないでください。
<この項の構成>
(1) pdmodコマンドでBES3のRDエリアを削除又は移動します
(2) クライアント環境定義を変更します
(3) pdstopコマンドでHiRDBを正常終了します
(4) pdlogrm及びpdstsrmコマンドでユニット3のシステムファイルを削除します
(5) HiRDBシステム定義を変更します
(6) pdconfchkコマンドでHiRDBシステム定義をチェックします
(7) pdstartコマンドでHiRDBを正常開始します

(1) pdmodコマンドでBES3のRDエリアを削除又は移動します

RDエリアの削除については,「15.7 RDエリアを削除する方法」を参照してください。RDエリアの移動については,「15.9 RDエリアを移動する方法(RDエリアの移動)」を参照してください。

(2) クライアント環境定義を変更します

クライアント環境定義に次に示すオペランドを指定している場合は注意が必要です。これらのオペランドに削除対象のフロントエンドサーバ(FES3)を指定している場合は指定値を変更してください。

(3) pdstopコマンドでHiRDBを正常終了します

 
pdstop
 

必ず正常終了させてください。

(4) pdlogrm及びpdstsrmコマンドでユニット3のシステムファイルを削除します

 
pdlogrm -d sys -s fes3 -f /sysarea/log01           1
   :
pdlogrm -d spd -s fes3 -f /sysarea/sync01          2
   :
pdstsrm -s fes3 -f /sysarea/ssts01                 3
   :
pdstsrm -u UNT3 -f /sysarea/usts01                 4
   :
 

〔説明〕
  1. FES3及びBES3のシステムログファイルを削除します。
  2. FES3及びBES3のシンクポイントダンプファイルを削除します。
  3. FES3及びBES3のサーバ用ステータスファイルを削除します。
  4. ユニット3のユニット用ステータスファイルを削除します。

(5) HiRDBシステム定義を変更します

ユニット構成の変更を反映したHiRDBシステム定義を作成してください。

HiRDB External Data Access機能を使用している場合の注意事項
削除対象ユニットに外部接続用のバックエンドサーバがある場合は,外部サーバに関する定義を削除してください。外部サーバに関する定義を残したままユニットを削除すると,構成変更が失敗するか,又は削除対象ユニットのRDエリアに格納されている表やインデクスをアクセスするとエラーになります。

(6) pdconfchkコマンドでHiRDBシステム定義をチェックします

 
pdconfchk
 

エラーがある場合はHiRDBシステム定義を修正して,再度pdconfchkコマンドを実行してください。

(7) pdstartコマンドでHiRDBを正常開始します

 
pdstart
 

 

コマンドの実行後,実行結果が正しいかどうか確認することをお勧めします。コマンドの実行結果の確認方法については,マニュアル「HiRDB Version 8 コマンドリファレンス」を参照してください。