スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)
(1) コマンドのデッドロックプライオリティ値を変更するときの運用手順
コマンドのデッドロックプライオリティ値を変更するときの運用手順を次に示します。
- 〈手順〉
- デッドロックを発生する可能性があるトランザクションのデッドロックプライオリティ値(クライアント環境定義のPDDLKPRIOオペランドの値)を確認します。
- pd_deadlock_priority_useオペランドにYを指定します。
- pd_command_deadlock_priorityオペランドにコマンドのデッドロックプライオリティ値を指定します。
- ポイント
- pd_command_deadlock_priorityオペランドの指定値の目安を次に示します。
- デッドロック発生時にトランザクションをエラーにする場合は,オペランドの指定値を次に示す条件を満たすようにしてください。
pd_command_deadlock_priorityの値<PDDLKPRIOの値
- デッドロック発生時にコマンドをエラーにする場合は,オペランドの指定値を次に示す条件を満たすようにしてください。
pd_command_deadlock_priorityの値>PDDLKPRIOの値
(2) オペランドの指定例
次に示す運用をするときのオペランドの指定例を説明します。
- UAP1のトランザクションとコマンドでデッドロックが発生した場合,コマンドをエラーにする
- UAP2のトランザクションとコマンドでデッドロックが発生した場合,UAP2をエラーにする
このときのオペランドの指定例を次に示します。
UAP1を実行するクライアント環境定義の指定
UAP2を実行するクライアント環境定義の指定
システム共通定義の指定
pd_deadlock_priority_use = Y
pd_command_deadlock_priority = 64
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