スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)

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9.3.2 運用例

pdbufmodコマンドでグローバルバッファを追加,変更,又は削除します。

<この項の構成>
(1) 例題1(グローバルバッファの追加)
(2) 例題2(グローバルバッファの追加,及びRDエリアの割り当て先グローバルバッファの変更)
(3) 例題3(RDエリアの割り当て先グローバルバッファの設定)
(4) 例題4(RDエリアの割り当て先グローバルバッファの変更)
(5) 例題5(グローバルバッファの削除)
(6) 例題6(RDエリアを割り当てているグローバルバッファの削除)
(7) 例題7(RDエリアをグローバルバッファから切り離す)
(8) 例題8(グローバルバッファの定義変更)

(1) 例題1(グローバルバッファの追加

グローバルバッファ(gbuf01)を追加して,そのグローバルバッファに追加したRDエリア(RDAREA1)を割り当てます。

 
pdbufmod -k add -a gbuf01 -r RDAREA1 -n 1000
 

〔説明〕
-k add:グローバルバッファを追加する場合に指定します。
-a:追加するグローバルバッファの名称を指定します。
-r:割り当てるRDエリアを指定します。
-n:グローバルバッファのバッファ面数を指定します。

(2) 例題2(グローバルバッファの追加,及びRDエリアの割り当て先グローバルバッファの変更

グローバルバッファ(gbuf02)を追加します。同時に,RDエリア(RDAREA1)の割り当て先グローバルバッファをgbuf01からgbuf02に変更します。

 
pdbufmod -k add -a gbuf02 -r RDAREA1 -n 1000
 

〔説明〕
-k add:グローバルバッファを追加する場合に指定します。
-a:追加するグローバルバッファの名称を指定します。
-r:割り当てるRDエリアを指定します。
-n:グローバルバッファのバッファ面数を指定します。

(3) 例題3(RDエリアの割り当て先グローバルバッファの設定)

既存のグローバルバッファ(gbuf01)に,追加したRDエリア(RDAREA1)を割り当てます。

 
pdbufmod -k add -a gbuf01 -r RDAREA1
 

〔説明〕
-k add:既存のグローバルバッファにRDエリアを割り当てる場合に指定します。
-a:割り当て先のグローバルバッファの名称を指定します。
-r:割り当てるRDエリアを指定します。

(4) 例題4(RDエリアの割り当て先グローバルバッファの変更)

RDエリア(RDAREA1)の割り当て先グローバルバッファをgbuf01からgbuf02に変更します。gbuf01及びgbuf02は既存のグローバルバッファとします。

 
pdbufmod -k add -a gbuf02 -r RDAREA1
 

〔説明〕
-k add:既存のグローバルバッファにRDエリアを割り当てる場合に指定します。
-a:割り当て先のグローバルバッファの名称を指定します。
-r:割り当てるRDエリアを指定します。

(5) 例題5(グローバルバッファの削除

RDエリアを割り当てていないグローバルバッファ(gbuf01)を削除します。

 
pdbufmod -k del -a gbuf01
 

〔説明〕
-k del:グローバルバッファを削除する場合に指定します。
-a:削除するグローバルバッファの名称を指定します。

(6) 例題6(RDエリアを割り当てているグローバルバッファの削除)

RDエリア(RDAREA1)を割り当てているグローバルバッファ(gbuf01)を削除します。

 
pdhold -r RDAREA1 -c                              1
pdbufmod -k del -a gbuf01                         2
 

〔説明〕
  1. RDエリアを閉塞クローズ状態にします。ただし,gbuf01がインデクス用グローバルバッファの場合はインデクス格納RDエリアを閉塞クローズ状態にします。また,インナレプリカ機能使用時は全世代のインデクス格納RDエリアを閉塞クローズ状態にします。
  2. グローバルバッファを削除します。

(7) 例題7(RDエリアをグローバルバッファから切り離す)

RDエリア(RDAREA1)をグローバルバッファ(gbuf01)から切り離します。

 
pdhold -r RDAREA1 -c                              1
pdbufmod -k del -r RDAREA1                        2
 

〔説明〕
  1. RDエリアを閉塞クローズ状態にします。
  2. RDエリアをグローバルバッファから切り離します。

(8) 例題8(グローバルバッファの定義変更

グローバルバッファ(gbuf01)のバッファ面数を1000から2000に変更します。

 
pdbufmod -k upd -a gbuf01 -n 2000
 

〔説明〕
-k upd:グローバルバッファの定義を変更する場合に指定します。
-a:定義を変更するグローバルバッファの名称を指定します。
-n:変更後のバッファ面数を指定します。

なお,pdbufmodコマンドで次に示す項目を変更できます。