スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)
ここでの例は,ミラー機能でLVM(論理ボリューム・マネージャー)を使用したデータのミラー化をしていることを前提としています。したがって,LVMを理解していることを前提としています。LVMを使用したデータのミラー化,及び論理ボリュームの分割によるオンライン・バックアップの実行については,HP-UXのマニュアルを参照してください。ミラー機能を使用したバックアップの例を次の図に示します。
なお,ミラー化してバックアップとオンラインのディスクの入出力の競合を防ぐためには,I/Oチャネル分離の実施を行ってください。
図6-7 ミラー機能を使用したバックアップの例
HiRDBの稼働中にRDエリア(rdarea01,rdarea02)のバックアップを取得します。
pdhold -r rdarea01,rdarea02 -b -w |
pdlogswapコマンドでシステムログファイルをスワップします。
pdlogswap -d sys -w |
バックアップ対象RDエリアを構成するHiRDBファイルを格納する論理ボリュームの分割を行います。
pdrels -r rdarea01,rdarea02 |
オフラインの論理ボリュームでバックアップ取得します。ミラー機能を利用してバックアップを取得する場合は,バックアップ閉塞期間が論理ボリューム分割時だけになるため,ページの物理ログの出力量が少なくなります。
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