スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)

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6.4.6 例題6(ユニット単位にバックアップを取得する場合)

HiRDB/パラレルサーバの稼働中に,ユニット下のRDエリアを対象としたバックアップを取得します。

<この項の構成>
(1) pdlogswapコマンドでユニット下の全システムログファイルをスワップさせます
(2) pdcopyコマンドでユニット単位のバックアップを取得します

(1) pdlogswapコマンドでユニット下の全システムログファイルをスワップさせます

データベース回復時に必要なシステムログを物理的に分けるために,システムログファイルをスワップさせます。(2)で取得するバックアップを使用してRDエリアを回復する場合は,これ以降に取得したシステムログ(これ以降,現用になったファイルのシステムログ)が入力情報になります。

 
pdlogswap -d sys -s bes1 -w
pdlogswap -d sys -s bes2 -w
 

(2) pdcopyコマンドでユニット単位のバックアップを取得します

 
pdcopy -m /rdarea/mast/mast01 -M r -u UNT1 -b /pdcopy/backup01 
-p /pdcopy/list01
 

〔説明〕
-m:マスタディレクトリ用RDエリアの先頭のHiRDBファイル名称を指定します。
-M:バックアップ取得モードに参照可能モードを指定します。
-u:ユニット(UNT1)下の全RDエリアのバックアップを取得することを指定します。
-b:バックアップファイル名を指定します。
-p:pdcopyコマンドの実行結果リストの出力ファイル名を指定します。

備考
自動ログアンロード機能を使用している場合は,pdlogatulコマンドを実行してバックアップ取得時点の現用システムログファイルに対するアンロードログファイル名を記録しておいてください。

 

コマンドの実行後,実行結果が正しいかどうか確認することをお勧めします。コマンドの実行結果の確認方法については,マニュアル「HiRDB Version 8 コマンドリファレンス」を参照してください。