スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)

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3.7.2 例題2(アンロードレスシステムログ運用をしている場合)

システムログファイルのレコード長を4096バイトから1024バイトに変更します。

前提条件
  • HiRDBは正常終了した状態です。
  • HiRDB Datareplicatorとデータ連携している場合は,最新のシステムログファイルの抽出が完了した後に,HiRDB Datareplicatorを終了させておいてください。

〈手順〉
[図データ]
<この項の構成>
(1) pdstartコマンドでHiRDBを開始します
(2) pdcopyコマンドで全RDエリアのバックアップを取得します
(3) pdstopコマンドでHiRDBを正常終了します
(4) アンロード待ち状態のシステムログファイルをpdlogchgコマンドで解放します
(5) pd_log_rec_lengオペランドを追加します
(6) pdlogrmコマンドでシステムログファイルを削除します
(7) pdloginitコマンドでシステムログファイルを再作成します
(8) pdstartコマンドでHiRDBを開始します
(9) pdcopyコマンドで全RDエリアのバックアップを取得します

(1) pdstartコマンドでHiRDBを開始します

 
pdstart
 

(2) pdcopyコマンドで全RDエリアのバックアップを取得します

 
pdcopy -m /rdarea/mast/mast01 -M r -a -b /pdcopy/backup01
-z /pdcopy/logpoint01
 

〔説明〕
-m:マスタディレクトリ用RDエリアの先頭のHiRDBファイル名称を指定します。
-M:バックアップ取得モードを指定します。
-a:全RDエリアのバックアップを取得することを指定します。HiRDB/パラレルサーバの場合は,-a指定でバックアップを取得できません。-s指定でサーバ単位に全RDエリアのバックアップを取得してください。
-b:バックアップファイル名を指定します。
-z:ログポイント情報ファイル名を指定します。
バックアップの取得については,「6. バックアップの取得方法」を参照してください。

(3) pdstopコマンドでHiRDBを正常終了します

 
pdstop
 

(4) アンロード待ち状態のシステムログファイルをpdlogchgコマンドで解放します

 
pdlogchg -d sys -g log1 -z /pdcopy/logpoint01
 

(5) pd_log_rec_lengオペランドを追加します

サーバ定義にpd_log_rec_lengオペランドを追加します。サーバ定義の内容を次に示します。

          :
set pd_log_rec_leng = 1024
          :

〔説明〕
システムログファイルのレコード長(1024)を指定します。

(6) pdlogrmコマンドでシステムログファイルを削除します

 
pdlogrm -d sys -f /sysfile_a/log1a -u
pdlogrm -d sys -f /sysfile_b/log1b -u
pdlogrm -d sys -f /sysfile_a/log2a -u
pdlogrm -d sys -f /sysfile_b/log2b -u
pdlogrm -d sys -f /sysfile_a/log3a -u
pdlogrm -d sys -f /sysfile_b/log3b -u
pdlogrm -d sys -f /sysfile_a/log4a -u
pdlogrm -d sys -f /sysfile_b/log4b -u
 

〔説明〕
  • 強制削除のオプション-uを指定してください。
  • システムログファイルを二重化している場合,B系のシステムログファイルも忘れずに削除してください。

(7) pdloginitコマンドでシステムログファイルを再作成します

 
pdloginit -d sys -f /sysfile_a/log1a -n 2000 -l 1024
pdloginit -d sys -f /sysfile_b/log1b -n 2000 -l 1024
pdloginit -d sys -f /sysfile_a/log2a -n 2000 -l 1024
pdloginit -d sys -f /sysfile_b/log2b -n 2000 -l 1024
pdloginit -d sys -f /sysfile_a/log3a -n 2000 -l 1024
pdloginit -d sys -f /sysfile_b/log3b -n 2000 -l 1024
pdloginit -d sys -f /sysfile_a/log4a -n 2000 -l 1024
pdloginit -d sys -f /sysfile_b/log4b -n 2000 -l 1024
 

〔説明〕
-lオプションにレコード長(1024)を指定します。

(8) pdstartコマンドでHiRDBを開始します

 
pdstart
 

HiRDB Datareplicatorとデータ連携している場合は,HiRDB Datareplicatorを開始してください。

(9) pdcopyコマンドで全RDエリアのバックアップを取得します

 
pdcopy -m /rdarea/mast/mast01 -M r -a -b /pdcopy/backup02
-z /pdcopy/logpoint02
 

〔説明〕
-m:マスタディレクトリ用RDエリアの先頭のHiRDBファイル名称を指定します。
-M:バックアップ取得モードを指定します。
-a:全RDエリアのバックアップを取得することを指定します。HiRDB/パラレルサーバの場合は,-a指定でバックアップを取得できません。-s指定でサーバ単位に全RDエリアのバックアップを取得してください。
-b:バックアップファイル名を指定します。
-z:ログポイント情報ファイル名を指定します。

 

コマンドの実行後,実行結果が正しいかどうか確認することをお勧めします。コマンドの実行結果の確認方法については,マニュアル「HiRDB Version 8 コマンドリファレンス」を参照してください。