スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム運用ガイド(UNIX(R)用)
現用ファイルを変更する場合は,pdlogswapコマンドでシステムログファイルをスワップさせます。現用ファイルはスワップ先にできない状態になり,スワップ先にできる状態のファイルの一つが現用ファイルになります。現用ファイル中のシステムログが必要な場合にこのコマンドを実行します。
なお,スワップ先にできる状態のファイルがない場合はpdlogswapコマンドを実行できません。
pdlogopenコマンドで予約ファイルを上書きできる状態にできます。ただし,HiRDBを正常開始した場合は上書きできない状態になります。
pdlogclsコマンドで上書きできる状態のファイルを予約にできます。ただし,上書きできる状態のファイルが一つしかない場合は,そのファイルを予約にできません。また,上書きできない状態のファイルは,ファイル中にシステムの回復に必要なシステムログを含んでいるため,予約にできません。
pdlogchg -Rコマンドで抽出未完了状態のファイルを抽出完了状態にできます。強制的にファイルの状態を変更すると,HiRDB Datareplicatorが必要なシステムログを抽出できなくなり,反映側データベースとの同期が取れない,又はデータ連動ができないことがあります。障害発生によってシステムログファイルの再作成が必要なときなどにpdlogchg -Rコマンドを実行し,それ以外の場合はpdlogchg -Rコマンドを実行しないでください。
pdlogchg -Gコマンドでオンライン再編成上書き禁止状態のファイルをオンライン再編成上書き可能状態にできます。強制的にファイルの状態を変更すると,追い付き反映処理に必要なシステムログがなくなり更新可能なオンライン再編成ができないことがあります。障害発生によってシステムログファイルの再作成が必要なときなどにpdlogchg -Gコマンドを実行し,それ以外の場合はpdlogchg -Gコマンドを実行しないでください。
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