(a)　pdls -d svrコマンドの終了ステータスで確認する

pdstartコマンドの実行後，任意のユニットからpdls -d svrコマンドを実行してください。pdls -d svrコマンドの終了ステータスによって次の表に示すように操作が異なります。

表1-2　pdls -d svrコマンドの終了ステータスとそのときの操作

pdls -d svrコマンドの 終了ステータス	HiRDB管理者の処置
0	AP（SQL）を実行できます。
4	HiRDBが開始処理中の可能性があるため，5秒程度の間隔でpdls -d svrコマンドを終了ステータスが4でなくなるまで繰り返し実行してください。pd_system_complete_wait_timeオペランドに指定した時間を目安に，pdls -d svrコマンドを繰り返し実行してください。
8	HiRDBの開始処理中に障害が発生しています。syslogfileに出力されたメッセージを参照して障害原因を取り除いた後に，HiRDBを再度開始してください。

(b)　pdstartコマンドの終了ステータスで確認する

システムマネジャがあるユニットからHiRDBを開始する場合，pdstartコマンドを実行します。pdstartコマンドの終了ステータスが0の場合，AP（SQL）を実行できます。

pdstartコマンドの終了ステータスが0以外の場合，HiRDBの開始処理中に障害が発生しています。syslogfileに出力されたメッセージを参照して障害原因を取り除いた後にHiRDBを再度開始してください。

pdstart -qコマンドの実行後，そのユニットでpdls -d ustコマンドを実行してください。pdls -d ustコマンドの終了ステータスによって次の表に示すように操作が異なります。

表1-3　pdls -d ustコマンドの終了ステータスとそのときの操作

pdls -d ustコマンドの 終了ステータス	HiRDB管理者の処置
0	ユニットが稼働状態です。コマンドを実行したユニットにフロントエンドサーバがある場合は，クライアント環境定義のPDFESHOST及びPDSERVICEGRPオペランドにこのユニットのフロントエンドサーバを指定したAP（SQL）が実行できます。
4	ユニットが開始処理中の可能性があるため，5秒程度の間隔でpdls -d ustコマンドを終了ステータスが4でなくなるまで繰り返し実行してください。pd_system_complete_wait_timeオペランドに指定した時間を目安に，pdls -d ustコマンドを繰り返し実行してください。
8又は12	ユニットの開始処理中に障害が発生しています。syslogfileに出力されたメッセージを参照して障害原因を取り除いた後に，ユニットを再度開始してください。
16	操作が間違っている可能性があります。pdsetupコマンドでHiRDBをOSに登録した後に，ユニットを再度開始してください。