スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム定義(UNIX(R)用)
- 50) pd_max_list_users = リスト操作可能ユーザ数
- 〜<符号なし整数>((0〜32767))《0》
- リストを操作するすべてのユーザ数を指定します。
- 《ほかのオペランドとの関連》
- このオペランドを指定する場合,同時にpd_max_list_countオペランドも指定してください。
- 《注意事項》
- このオペランドに必要以上に大きい値を指定しないでください。このオペランドの指定値を大きくすると,HiRDBが使用する共用メモリが増加します。サーバが使用する共用メモリについては,マニュアル「HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド」を参照してください。
- このオペランド及びpd_max_list_countオペランドの両方に最大値(32767)を指定すると,OSが確保できる共用メモリの上限値を超えるおそれがあります。
- 51) pd_max_list_count = 1ユーザ当たりのリスト作成数
- 〜<符号なし整数>((0〜32767))《0》
- 1ユーザが作成できるリストの最大数を指定します。
- 《ほかのオペランドとの関連》
- このオペランドを指定する場合,同時にpd_max_list_usersオペランドも指定してください。
- 《注意事項》
- このオペランドに必要以上に大きい値を指定しないでください。このオペランドの指定値を大きくすると,HiRDBが使用する共用メモリが増加します。サーバが使用する共用メモリについては,マニュアル「HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド」を参照してください。
- このオペランド及びpd_max_list_usersオペランドの両方に最大値(32767)を指定すると,OSが確保できる共用メモリの上限値を超えるおそれがあります。
- 52) pd_list_initialize_timing = INITIAL | DEFER | STANDBY
- リストの初期化(削除)時期を指定します。通常,HiRDBを開始(再開始を含む)するときにリストが初期化されます。このオペランドでリストの初期化時期を変更できます。リストの作成数が多い場合に,このオペランドの指定値の変更を検討してください。
- リストの初期化時期の変更については,マニュアル「HiRDB Version 8 システム運用ガイド」を参照してください。
- INITIAL:
- HiRDBを開始するときにリストを初期化します。全リストの初期化が終了しないとHiRDBを開始しません。
- DEFER:
- HiRDBを開始するときにリストを初期化しません。ASSIGN LIST文を実行するときにリストを初期化します。そのため,ASSIGN LIST文を実行するときに初期化する分のオーバヘッドが掛かります。次に示す場合にDEFER指定を検討してください。
- HiRDBの開始時間を短縮したい
- 系の切り替え時間を短縮したい(ユーザサーバホットスタンバイ又は高速系切り替え機能を使用している)
- STANDBY:
- 高速系切り替え機能を使用するときに有効になる指定です。高速系切り替え機能を使用しないときにSTANDBYを指定してもINITIALが仮定されます。
- 待機系HiRDBを開始するときにリストを初期化します。系の切り替え時にはリストを初期化しません。また,系切り替え後のASSIGN LIST文の実行時にもリストを初期化しません。ただし,実行系と待機系の両方に同じリストを作成しておく必要があります。
- 53) pd_apply_search_ats_num = サーチ条件ATSを適用する絞り込み値の組み合わせ個数の上限
- 〜<符号なし整数>((255〜30000))《255》
- インデクスを用いた検索で,IN述語及び限定述語(=ANY(表副問合せ),=SOME(表副問合せ))を指定する場合,サーチ条件ATS又はRANGESを適用する絞り込み値の組み合わせ個数の上限を指定します。
- 《指定値の目安》
- バージョン08-04以降にHiRDBを初めて導入する場合
指定値を,30000にすることをお勧めします。
- バージョン08-03以前のHiRDBをバージョンアップする場合
バージョンアップをする前と同じ状態でお使いいただくために,指定値を255にすることをお勧めします。
ただし,IN述語及び限定述語(=ANY(表副問合せ),=SOME(表副問合せ))を指定し,サーチ条件の絞り込み値の組み合わせ個数が255を超えてRANGE,又はRANGESになっているSQL文では,このオプションの指定値を変更すれば性能が向上することがあります。サーチ条件種別については,マニュアル「HiRDB Version 8 コマンドリファレンス」を参照してください。
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