スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド(UNIX(R)用)

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25.2 DNSサーバでIPアドレスを管理する場合の設定

DNSサーバでIPアドレスを管理する場合のHiRDBシステムには次の2とおりがあります。

それぞれのHiRDBの設定方法を説明します。

<この節の構成>
(1) 同一ドメイン内でのHiRDBの設定方法
(2) 複数ドメインでのHiRDBの設定方法

(1) 同一ドメイン内でのHiRDBの設定方法

サーバマシンが同一ドメイン内に存在する場合,pdunitオペランド及びpdstartオペランドのホスト名称に「ホスト名」又は「FQDN(完全修飾子付きドメイン名称。ただし32文字以内)」のどちらかを指定します。これによって,DNSサーバでIPアドレスが管理でき,hostsファイルの設定が不要になります。

具体的には,次のオプションでホスト名かFQDNを指定します。

同一ドメインのシステム構成例を次の図に示します。

図25-6 同一ドメインのシステム構成例

[図データ]

この場合のpdunit -xの指定例を次に示します。

(2) 複数ドメインでのHiRDBの設定方法

サーバマシンが複数のドメインにわたって存在する場合,pdunitオペランド及びpdstartオペランドのホスト名称に「FQDN(完全修飾子付きドメイン名称:ただし32文字以内)」を指定します。これによって,DNSサーバでIPアドレスが管理でき,hostsファイルの設定が不要になります。

具体的には,次のオプションでFQDNを指定します。

複数ドメインのシステム構成例を次の図に示します。

図25-7 複数ドメインのシステム構成例

[図データ]

この場合のpdunit -xの指定例を次に示します。