スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド（UNIX(R)用）
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pdunitオペランドで指定したホスト名は，HiRDBサーバにアクセスするすべてのクライアントマシンのhostsファイルにIPアドレスとともに登録する必要があります。しかし，DNSを使用すると，hostsファイルに登録する必要がなくなるため，登録処理やIPアドレス変更に伴うhostsファイルの変更処理が不要になります。
ドメイン内に含まれるホスト上で稼働するHiRDBサーバと接続する場合は，PDHOST，PDFESHOSTにサーバマシンのFQDNを指定することで，HiRDBサーバに接続できます。
クライアント環境定義に指定できる名称を次の表に示します。
表25-1 クライアント環境定義に指定できる名称
| クライアント環境定義に指定する名称 |
バージョン05-02以前 |
バージョン05-03以降 |
| ホスト名 |
○ |
○ |
| FQDN |
× |
○ ※ |
- （凡例）
- ○：指定できます。
- ×：指定できません。
- 注※
- 大規模なネットワーク環境で，ホスト名やIPアドレスの登録，IPアドレスの変更に伴ってhostsファイルを変更したくない場合に使用します。
- ＜この項の構成＞
- (1) FQDNを指定してHiRDBサーバへ接続する場合のネットワーク構成例と定義例
- (2) 注意事項
FQDNを指定してHiRDBサーバへ接続する場合のネットワーク構成例と定義例を次の図に示します。
図25-1 FQDNを指定してHiRDBサーバへ接続する場合のネットワーク構成例と定義例
![[図データ]](FIGURE/ZU0B0010.GIF)
- 〔説明〕
- システム共通定義のpdunitオペランドの-xオプションには，HiRDBサーバで使用するネットワークのホスト名（HS01）を指定します。
- クライアント環境定義のPDHOSTには，HiRDBサーバのFQDN（HS01.soft.hitachi.co.jp）を指定します。
- バージョン05-03より前のHiRDBサーバに接続する場合は，クライアント環境定義のPDHOST，PDFESHOSTにFQDNを指定できません。指定するとクライアント最大待ち時間（PDCWAITTIME指定値）経過後，キャンセル処理できないでサーバプロセスが残ることがあります。
- HiRDBサーバで定義するホスト名にFQDNを指定できません。
- HiRDBサーバが使用するネットワークとHiRDBクライアントが接続するネットワークが異なる場合は，マルチコネクションアドレス機能を使用して，HiRDBサーバに接続してください。マルチコネクションアドレス機能については，「25.1.2 マルチコネクションアドレス機能を使用したHiRDBサーバへの接続方法」を参照してください。
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