スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド(UNIX(R)用)
スーパユーザがHiRDB運用ディレクトリの所有者をHiRDB管理者に変更し,そのディレクトリをOSに登録したことによって,ここからはHiRDB管理者が環境を設定します。
HiRDB管理者がHiRDBを構築するために必要な,OSの環境変数の設定及びHiRDB専用のファイルシステム領域の作成方法について説明します。
(a)に示す環境変数のファイルに,(b)に示す値を設定してください。
シェルの種類によって,次に示すファイルに環境変数を設定してください。
OSのコマンドを使用して,(a)に示したファイルに次の表に示す環境変数を設定してください。
なお,環境変数を設定するコマンドの詳細については,OSのマニュアルを参照してください。
表23-9 環境変数の設定情報
変数 | 設定する情報 | 説明 |
---|---|---|
PDDIR | /opt/HiRDB_P | HiRDB運用ディレクトリの絶対パス |
PDCONFPATH | $PDDIR/conf | HiRDBシステム定義を格納するディレクトリ |
PATH | $PDDIR/bin | HiRDBのコマンド及びユティリティを格納するディレクトリ |
$PDDIR/client/utl | HiRDBのクライアントのライブラリを格納するディレクトリ | |
$PDDIR/plugin/ _phsgml/bin |
HiRDB Text Search Plug-inのSGMLプラグインのコマンド及びユティリティを格納するディレクトリ | |
SHLIB_PATH | $PDDIR/lib | HiRDBのプログラムなどが格納されているディレクトリ |
PDHOST | 例:hostA ※1※2 | サーバマシンのホスト名 |
PDUSER | '"manager"' ※1 | スキーマの所有者 |
PDNAMEPORT | 例:20000 ※1※2 | サーバマシンのポート番号 |
会話型SQL実行ユティリティ(HiRDB SQL Executer)を使用すると,UNIX環境で会話形式にSGML文書を検索できます。
会話型SQL実行ユティリティの環境変数の設定については,会話型SQL実行ユティリティのリリースノートを参照してください。
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