スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド(UNIX(R)用)

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16.2.1 メモリ配置

HiRDB/パラレルサーバの各ユニットのメモリ配置を次の図に示します。

図16-2 HiRDB/パラレルサーバの各ユニットのメモリ配置

[図データ]

HiRDB/パラレルサーバの各ユニットの共用メモリの詳細を次の表に示します。

表16-6 HiRDB/パラレルサーバの各ユニットの共用メモリの詳細

項目 共用メモリの種類
ユニットコントローラ用共用メモリ グローバルバッファ用共用メモリ ユティリティ用共用メモリ セキュリティ監査情報用バッファ用共用メモリ プロセス間メモリ通信用共用メモリ
使用目的 システム制御 グローバルバッファ ユニットコントローラとユティリティとの通信 セキュリティ監査情報用バッファ クライアント―サーバプロセス間メモリ通信
使用プロセス 全HiRDBプロセス バックエンドサーバ,ディクショナリサーバ ユティリティプロセス フロントエンドサーバ フロントエンドサーバ,クライアントプロセス
セグメント数 1個
  • グローバルバッファの動的変更機能を使用しない場合
    1〜16個※1
  • グローバルバッファの動的変更機能を使用している場合
    32ビットモード:
    1〜516個※1
    64ビットモード
    :1〜1,016個※1
1個 1個 環境変数PDIPC=MEMORYで接続中のクライアント数(0〜2000)×2個
1セグメントの上限 表16-7 HiRDB/パラレルサーバの各ユニットが使用するメモリ所要量」を参照してください。オペレーティングパラメタのshmmaxの値は,計算値以上にしてください。 SHMMAXオペランドの値でセグメントを分割します。オペレーティングパラメタのshmmaxの値は,SHMMAXオペランドの値以上にしてください。 表16-7 HiRDB/パラレルサーバの各ユニットが使用するメモリ所要量」を参照してください。オペレーティングパラメタのshmmaxの値は,計算値以上にしてください。 表16-7 HiRDB/パラレルサーバの各ユニットが使用するメモリ所要量」を参照してください。オペレーティングパラメタのshmmaxの値は,計算値以上にしてください。 表16-7 HiRDB/パラレルサーバの各ユニットが使用するメモリ所要量」を参照してください。オペレーティングパラメタのshmmaxの値は,計算値以上にしてください。
確保条件 なし グローバルバッファ定義が存在すること pd_utl_exec_mode=1指定 pd_aud_file_nameオペランドによる監査証跡ファイル用のHiRDBファイルシステム領域名の指定 クライアント環境変数PDIPC=MEMORYで接続中クライアントあり
作成契機 ユニット起動時(ユーザサーバホットスタンバイまたは高速系切り替え機能使用時の待機ユニットの起動を含む)
  • サーバ起動時(高速系切り替え機能使用時の待機ユニットの起動を含む)
  • pdbufmod -k {add|upd}実行時
ユティリティ実行時 フロントエンドサーバ起動時 クライアントとサーバの接続時
削除契機 ユニット起動時(ユーザサーバホットスタンバイまたは高速系切り替え機能使用時の待機ユニットの起動を含む)
  • pdbufmod -k del実行時
  • 正常終了又は計画停止の場合:サーバ終了時
  • 強制停止,異常終了,又は高速系切り替え機能使用時の待機ユニットの停止の場合:次回ユニット起動時
ユティリティ終了後10分後 フロントエンドサーバ終了時 クライアントとサーバの接続切り離し時
pdls -d memによる表示 表示される 表示される 表示される 表示される 表示されない
pdls -d memのSHM-OWNER MANAGER サーバ名 UTILITY AUDDEF 表示なし
関連オペランド
  • pd_shmpool_attribute
  • pd_dic_shmpool_size
  • pd_bes_shmpool_size

  • pd_dbbuff_attribute
  • pd_dbbuff_modify
  • pdbuffer
  • SHMMAX

  • pd_utl_exec_mode

  • セキュリティ監査機能に関するオペランド※2

  • PDIPC
  • PDSENDMEMSIZE
  • PDRECVMEMSIZE
備考 pd_utl_exec_mode=1の場合だけ作成されます(pd_utl_exec_mode=0の場合,該当する領域はユニットコントローラ用共用メモリ内に確保されます)。

(凡例)−:該当しません。

注※1
グローバルバッファ割り当てバックエンドサーバ又はディクショナリサーバ当たりの数です。

注※2
詳細はマニュアル「HiRDB Version 8 システム定義」を参照してください。