スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド(UNIX(R)用)

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15.5.4 使用前の考慮点

空き領域の再利用機能が有効になるのは,削除処理によって空き領域が十分にできる場合です。空き領域が十分にないときや全くないときに空き領域のサーチをするなど,むだに空き領域サーチをする場合,セグメント内のページ数の指定を大きくしたり,この機能を中止する必要があります。セグメント内のページ数指定を変更するためには,RDエリアを再作成(削除又は追加)する必要があるため,最初の設計時に指定するセグメント数,セグメントサイズは十分に考慮してください。

なお,自動増分指定された表に空き領域の再利用機能が使用された場合,領域の増分を優先し,増分した領域が指定されたセグメント数になると,空き領域の再利用を実行します。