スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド(UNIX(R)用)
関連製品との連携時の注意事項を次に示します。
- インナレプリカ機能を使用する場合
- オリジナルRDエリアにある参照表が検査保留状態のとき,レプリカRDエリアの実体は作成しないでください。オリジナルRDエリアにある参照表の検査保留状態を解除してからレプリカRDエリアの実体を作成してください。
- 全世代を対象とした検査保留状態の設定又は解除をするとき,コマンド閉塞かつクローズ状態の世代はレプリカRDエリアの実体がない世代として扱うため,検査保留状態の設定又は解除の対象から除外されます。レプリカRDエリアの実体があるのに,設定又は解除の対象から除外されたRDエリアがあるとき,RDエリアの閉塞解除後,整合性チェックユティリティを実行してRDエリア中の表情報を更新してください。
- 次に示す操作を実行後,整合性チェックユティリティで全世代指定の表単位の整合性チェックを実行してください。
・PURGE TABLE文
・RDエリアの再初期化
・レプリカRDエリアの削除
・インナレプリカグループの統合
- 更新可能なオンライン再編成をする運用の場合
- 更新可能なオンライン再編成及びデータベースの一括更新をする場合,追い付き反映時にHiRDBは整合性をチェックしないため,更新可能なオンライン再編成及びデータベースの一括更新の完了後,整合性が保証されません。そのため,pd_check_pendingオペランドにUSEを指定しているときは検査制約表が検査保留状態になっていることがあります。整合性チェックユティリティで検査保留状態を解除してください。pd_check_pendingオペランドにNOUSEを指定しているときは,整合性チェックユティリティで強制的に検査保留状態に設定してから整合性を確認してください。データの整合性確認手順については,「13.20.5 表の整合性確認手順」を参照してください。
- HiRDB Datareplicatorを使用する場合
整合性があるデータが反映されるので,反映側の表に検査制約の定義は不要です。
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