スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド(UNIX(R)用)

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13.20.4 データ操作と整合性

検査制約表に対する操作系SQLによる更新,追加,又は削除は,HiRDBがSQL実行時にチェックし,整合性を保証します。ただし,次の表に示すユティリティによる操作をした場合,チェックをしないため,整合性を保証できなくなることがあります。pd_check_pendingオペランドにUSEを指定していて,これらの操作をした場合,検査制約表は検査保留状態になります。

表13-24 整合性を保証できなくなる場合の,検査制約表に対する操作とデータ不整合の発生条件

表又はRDエリアに対する操作 データ不整合の発生条件
データベース作成ユティリティ(pdload) データロード 検査制約定義で指定した探索条件を満たさないデータをデータロードした場合
データベース再編成ユティリティ(pdrorg) リロード(-k reld指定) 検査制約定義で指定した探索条件を満たさないデータをリロードした場合
更新可能なオンライン再編成の追い付き反映
(pdorendコマンド)
更新可能なオンライン再編成運用中に,カレントデータベースのレプリカRDエリアで,レプリカRDエリアの検査制約表にデータベース作成ユティリティ(pdload)で,データ不整合となる操作をした場合(追い付き反映処理後にデータ不整合になる)

注※
更新可能なオンライン再編成の運用については,マニュアル「インナレプリカ機能 HiRDB Staticizer Option Version 8」を参照してください。