スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド(UNIX(R)用)

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13.12 バイナリデータ列の指定

文書,画像,音声などの可変長バイナリデータを格納する列に指定するデータ型には,次の二つがあります。

それぞれのデータの格納方法の比較を次に示します。

データ長(基本行+バイナリデータ長)が1ページ以下の場合
[図データ]

データ長(基本行+バイナリデータ長)が1ページより大きい場合
[図データ]

〔説明〕
BLOB型を指定した列はほかの属性の列とは別に,ページ長が8キロバイト固定のユーザLOB用RDエリアに格納します。
BINARY型を指定した列は表を構成するすべての列データが1ページに格納できる場合,実際のデータ長に関係なく1行を1ページ内に格納します。ただし,1行が1ページに格納できない場合は,1行が複数ページになり,バイナリ専用セグメントに格納します。
<この節の構成>
13.12.1 BLOB型
13.12.2 BINARY型
13.12.3 BLOB型とBINARY型の使い分け