スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド(UNIX(R)用)

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7.6.2 ログレスモードでデータロードをしていた場合

ログレスモードでデータロードをしていた場合又はプラグインにプラグインインデクス一括作成部分回復機能がない場合の対処方法を説明します。

発生したエラー原因に応じて,インデクス格納RDエリアを回復します。次に示す手順で回復してください。

<この項の構成>
(1) インデクス格納RDエリアの容量不足がエラー原因の場合
(2) ソート処理エラー(KFPL15062-Eメッセージが出力)又はpdcancelコマンドによるユティリティの強制終了が原因の場合
(3) ディスク障害が原因の場合

(1) インデクス格納RDエリアの容量不足がエラー原因の場合

  1. インデクス格納RDエリアを再初期化します。
    なお,バックアップからも回復できますが,その場合はインデクスロードが完了するまでアクセスされないよう,RDエリアを閉塞状態にしてください。また,次の場合はバックアップから回復する必要があります。
    • インデクス格納RDエリアに該当インデクスとは別の表やインデクス,又は改竄防止表が格納されている

      [図データ]

  2. インデクス格納RDエリアを拡張します。

    [図データ]

  3. データベース再編成ユティリティ(pdrorg)でインデクスを再作成します。

    [図データ]

(2) ソート処理エラー(KFPL15062-Eメッセージが出力)又はpdcancelコマンドによるユティリティの強制終了が原因の場合

  1. インデクス格納RDエリアを再初期化します。
    なお,バックアップからも回復できますが,その場合はインデクスロードが完了するまでアクセスされないよう,RDエリアを閉塞状態にしてください。また,次の場合はバックアップから回復する必要があります。
    • インデクス格納RDエリアに該当インデクスとは別の表やインデクス,又は改竄防止表が格納されている

      [図データ]

  2. データベース再編成ユティリティ(pdrorg)でインデクスを再作成します。

    [図データ]

(3) ディスク障害が原因の場合

  1. 障害となったディスクを交換し,バックアップからユティリティ実行前の状態に戻します。

    [図データ]

  2. データベース再編成ユティリティ(pdrorg)でインデクスを再作成します。

    [図データ]