データベース初期設定ユティリティ（pdinit）の引数に指定する制御文ファイルを作成します。制御文ファイルを作成する場所は任意ですが，ここでは次に示すファイル名で作成することにします。

• /usr/hirdb/pdinit01

制御文ファイルの内容

create rdarea RDMAST for masterdirectory 1 server name dic file name "/rdarea01/rdmast01" initial 10 segments; create rdarea RDDIR for datadirectory 2 server name dic file name "/rdarea01/rddir01" initial 5 segments; create rdarea RDDIC for datadictionary 3 server name dic extension use 50 segments file name "/rdarea01/rddic01" initial 20 segments;

〔説明〕

1. マスタディレクトリ用RDエリアの定義
   マスタディレクトリ用RDエリアを管理するディクショナリサーバの名称（dic）を指定します。HiRDBファイルシステム領域にrdmast01というHiRDBファイルを作成します。HiRDBファイル内のセグメント数を10とします。
   
2. データディレクトリ用RDエリアの定義
   データディレクトリ用RDエリアを管理するディクショナリサーバの名称（dic）を指定します。HiRDBファイルシステム領域にrddir01というHiRDBファイルを作成します。HiRDBファイル内のセグメント数を5とします。
   
3. データディクショナリ用RDエリアの定義
   データディクショナリ用RDエリアを管理するディクショナリサーバの名称（dic）を指定します。HiRDBファイルシステム領域にrddic01というHiRDBファイルを作成します。HiRDBファイル内のセグメント数を20とします。
   RDエリアの自動増分機能を使用します。増分量を50セグメントとします。
   

コマンドの入力例

pdinit -d /usr/hirdb/pdinit01

〔説明〕

-d：（1）で作成した制御文ファイルのファイル名を指定します。