スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド(UNIX(R)用)

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5.3.3 ラージファイルを作成する場合

HiRDBファイルシステム領域長の上限は2,047メガバイト(約2ギガバイト)です。これを超えるHiRDBファイルシステム領域を作成する場合は,HiRDBファイルシステム領域をラージファイルとして作成する必要があります。ラージファイルとして作成すると,HiRDBファイルシステム領域長の上限は1,048,575メガバイトになります。

●ラージファイルの作成方法
ラージファイルを作成する方法は,通常のHiRDBファイルシステム領域の作成方法と同じです。pdfmkfsコマンドの-nオプションで,ラージファイルとするHiRDBファイルシステム領域のサイズ(2ギガバイト以上)を指定します。
なお,ラージファイルを使用する場合は,システム共通定義のpd_large_file_useオペランドにYを指定,又は指定を省略してください。

●ユティリティで使用するファイル
次に示すユティリティで使用するファイルのうち,ラージファイルを使用できるものとできないものがあります。
  • データベース作成ユティリティ(pdload)
  • データベース再編成ユティリティ(pdrorg)
これらのユティリティで使用するファイルが,ラージファイルを使用できるかどうかについては,マニュアル「HiRDB Version 8 コマンドリファレンス」を参照してください。