スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド(UNIX(R)用)

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3.5.1 カスタムセットアップの場合の環境設定手順

カスタムセットアップの場合の環境設定手順を次に示します。

  1. [HiRDBセットアップツール−開始]ウィンドウで[カスタムセットアップ]をクリックすると,[HiRDBセットアップツール−カスタム]ウィンドウが表示されます。

    [図データ]

  2. HiRDBの規模,HiRDB定義,セットアップディレクトリ,サンプルデータベースの作成有無を指定します。それぞれの項目について説明します。
    項目名 説明
    HiRDBの規模 HiRDBの規模を指定します。初期値は[小規模]です。

    小規模
    約500メガバイトのディスク容量を使用するHiRDB環境を作成します。

    中規模
    約1ギガバイトのディスク容量を使用するHiRDB環境を作成します。

    大規模
    約2ギガバイトのディスク容量を使用するHiRDB環境を作成します。
    詳細定義画面で変更が行われると不活性になり,その後は編集できなくなります。また,定義情報の読み込みを実行すると不活性となり,その後は編集できなくなります。
    HiRDB開始後の運用によっては,規模が拡大する場合があります。その場合の詳細については,「3.6.2(4)(a) HiRDBファイルシステム領域を編集します」の注を参照してください。
    HiRDB定義 環境設定をするHiRDBの識別子,使用するポート番号,ユニット識別子を指定します。

    HiRDB識別子
    4文字で指定します。初期値は[HRD1]です。

    ポート番号
    5001〜65535の範囲で指定します。初期値は22200です。

    ユニット識別子
    4文字で指定します。初期値は[unt1]です。
    セットアップディレクトリ システムファイルとRDエリアの格納先を分ける場合に指定します。初期値は[HiRDBセットアップツール−開始]ウィンドウの[セットアップディレクトリ]指定値です。

    システムファイル格納先
    システムファイルを作成するディレクトリを指定します。

    RDエリア格納先
    RDエリア用のファイルを作成するディレクトリを指定します。

    なお,HiRDB/パラレルサーバの場合,ここで指定する格納先はシステムマネジャがあるサーバです。システムマネジャがあるサーバ以外のサーバの格納先を指定する場合は,[マシン情報編集]ダイアログボックスで指定してください。[マシン情報編集]ダイアログボックスについては,「3.6.2(3)(a)マシン情報の編集」を参照してください。
    サンプルデータベースの作成 サンプルデータベースを作成するかどうかを指定します。
    注意
    ポート番号の指定で,次の場合はエラーメッセージが表示されます。
    • 範囲外の値が指定された場合
    • 指定したポート番号が別プログラムで使用されている場合
      別プログラムで使用されているポート番号とは,ホストがUNIXの場合,/etc/servicesファイルに指定されているポート番号です。ホストがWindowsの場合,%windir%\system\etc\drivers\servicesファイルに指定されているポート番号です。
      ただし,HiRDBサーバ間での重複チェックはしません。
  3. [セットアップ開始]をクリックすると,セットアップが開始されます。