スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド(UNIX(R)用)

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2.4 HiRDBのアンインストール

実行者 スーパユーザ及びHiRDB管理者

HiRDBのアンインストールは,今後このサーバマシンでHiRDBを使用しないときだけ実施してください。それ以外でアンインストールを実施することはお勧めしません。

HiRDBをアンインストールする場合の注意事項
HiRDBをアンインストールする場合は,コマンド,ユティリティ,アプリケーション,HiRDB Datareplicator,及びHiRDB Dataextractorはあらかじめ停止しておいてください。これらを停止しないと,実行形式ファイルや共用ライブラリの削除に失敗することがあります。

HiRDBのアンインストール手順を次に示します。HiRDB/パラレルサーバの場合,HiRDB/パラレルサーバを構成するすべてのサーバマシンでアンインストール作業を実施してください。

〈手順〉
  1. アンインストールする前にOSからHiRDBの登録を削除します。OSから登録を削除するユニットの状態を確認するため,該当するユニットでpdls -d ustコマンドを実行します。
    • 終了ステータスが0,又は4の場合(ユニットの状態がONLINE,STARTING,又はSTOPPING):
      OSから登録を削除できません。HiRDBが稼働中,開始処理の途中,又は停止処理の途中ではないか,状態を確認してください。HiRDBが稼働中の場合は,pdstopコマンドで正常終了させてください。処理の途中の場合は処理が終了してからpdls -d ustコマンドを再度実行してください。
    • 終了ステータスが8の場合(ユニットの状態がPAUSE):
      障害によって,プロセスサーバプロセスの再起動を中断した状態です。この状態で,OSからHiRDBの登録を削除する場合は,次の手順へ進んでください。
      登録を削除しない場合は,KFPS00715-Eメッセージ及びこのメッセージ以前のsyslogファイルに出力されたメッセージを参照して障害の原因を取り除いてから,pdrpauseコマンドを実行し,ユニットを再開始してください。
    • 終了ステータスが12の場合(ユニットの状態がSTOP):
      HiRDBが停止状態です。OSから登録削除をしてください。
    • 終了ステータスが16の場合(ユニットの状態がSTOP):
      OSからの登録削除は不要です。
  2. pdsetup -dコマンドでHiRDBをOSから削除してください。
    pdsetup -dコマンドの終了ステータスが0でない場合,障害が起きている可能性があります。syslogファイルに出力されたメッセージを参照して,障害原因を取り除いてから,OSからの登録削除を再度実行してください。
  3. アンインストールを実行してください。
    日立PPインストーラを使用してサーバマシンごとにHiRDBをアンインストールします。
    日立PPインストーラの画面で結果を確認してください。アンインストールが成功していない場合に考えられる原因と対策を次に示します。
    考えられる原因 対策
    コマンド,ユティリティ,HiRDB Datareplicator,又はHiRDB Dataextractorのどれかが実行されています。 コマンド,ユティリティ,HiRDB Datareplicator,又はHiRDB Dataextractorを停止して,アンインストールを再度実行してください。
    そのほか(障害が発生しているなど) syslogファイルに出力されたメッセージを参照して,障害原因を取り除いてから,アンインストールを再度実行してください。