スケーラブルデータベースサーバ HiRDB Version 8 システム導入・設計ガイド(UNIX(R)用)
HiRDBの稼働中に入れ替えができるのは,次の条件を満たしている場合です。
- バージョン,HiRDBサーバの種別,アドレッシングモード
修正版HiRDBと稼働中のHiRDBとで次に示す項目が同じである必要があります。なお,次の項目はpdadmvrコマンドで確認できます。
- バージョン番号,リビジョン番号
- HiRDBサーバの種別(HiRDB/シングルサーバか,HiRDB/パラレルサーバか)
- アドレッシングモード(32ビットモードか,64ビットモードか)
- OSのオペレーティングパラメタ
入れ替え後のHiRDBが必要なOSのオペレーティングパラメタの見積もりが,現在の設定されているカーネルパラメタの値の範囲内である必要があります。
- HiRDB運用ディレクトリ
インストールディレクトリと稼働中のHiRDB運用ディレクトリが異なるディレクトリである必要があります。
- ライブラリの共用化
マルチHiRDBの場合,ライブラリを共用化していない必要があります。
- ディスクの空き容量
HiRDB運用ディレクトリに,現在稼働中のHiRDBと修正版HiRDBの両方が格納できる程度のディスクの空き容量が必要です。修正版HiRDBを格納するのに必要な空き容量はリリースノートを参照してください。
- HiRDBクライアント
オンライン業務をしているHiRDBクライアントは,入れ替えをするHiRDBサーバ以外で稼働している必要があります。HiRDBクライアントが入れ替えをするHiRDBサーバ上で稼働している場合,HiRDBクライアントを停止し,オンライン業務を停止する必要があります。
- クライアントライブラリ
オンライン業務をしているHiRDBクライアントが利用しているHiRDB/Developer's Kit及びHiRDB/Run Timeのバージョンは07-00以降である必要があります。07-00より前のバージョンを使用している場合,入れ替えの途中で接続中のHiRDBクライアントとの接続が切断されます。
- 自動再接続機能の適用
HiRDBに接続するHiRDBクライアントは,自動再接続機能(PDAUTORECONNECT=YES)を使用する必要があります。自動再接続機能を使用していない場合,入れ替えの途中で接続中のクライアントとの接続が切断されます。自動再接続機能については,マニュアル「HiRDB Version 8 UAP開発ガイド」を参照してください。
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